3月のIPOで話題となった『スシロー』で有名なスシローグローバルホールディングス(3563)と『一風堂』を展開する力の源ホールディングス(3561)。
日本人の国民食とも言える寿司とラーメンのIPOであり、共に知名度も高かったのでIPOに参加した方も多かったのではないでしょうか。
↓皆さんの結果↓
にほんブログ村へ
上場から早くも1か月以上経ちましたが、ここで2社のIPOの結果と現状を比較してみました。
IPOの結果と現在の株価
力の源ホールディングス(3561)は一時公募価格の6倍以上まで上昇する場面もあり、今でも3倍以上の株価を維持しています。
一方、スシローグローバルホールディングス(3563)は公募割れでスタートし、先日ようやく公募価格を一時回復しました。
株価で見れば、圧倒的に一風堂の勝利となります。
にほんブログ村へ
そもそも両社は上場までの経緯やIPOの目的も含め、上場スタイルが全く異なるIPOでした。
力の源ホールディングス(3561)は創業者関係で大半の株式を保有したまま上場し、今回のIPOで得た資金(公開規模が小さいので少額ですが)を基に事業を広げていくスタイルです。
一方でスシローGHD(3563)は再上場のIPOであり、大株主のファンドが上場時に大半の株式を売却(売出しのみで公募なし)する出口案件的なIPOでした。
公開規模も力の源ホールディングス(3561)の6.9億円に対し、スシローGHD(3563)は631億円と90倍の開きがありました。
IPOでは需給が最も大事なので、この差がモロに株価に反映された格好です。
時価総額で見ると、上場前の想定価格ベースで17倍以上の開きがありましたが、現在の株価で比較すると約4倍の差に縮まっています。
両社の公開規模と時価総額推移
しかし、株価が上昇したので一風堂の方が優れているという単純なものでもありません。上場スタイルが違ったので株価の推移に差が出ただけです。
考え方によっては、現在のスシローの株価の方が需給的な重しがあるだけで「割安」という見方も出来ます。
両社の今後の株価がどうなるか判りませんが、WIN太郎は寿司もラーメンも好きなので(笑)どちらにも頑張って欲しいと思ってます。
IPO新規公開株ブログランキングへ
コメントフォーム