7月末と8月に控えるIPOを見据え、ここで直近IPOの動向を再チェックしておきます。
直近では初値から公募割れしてその後も苦戦する銘柄が多いですが、一部にはセカンダリーで賑わっている銘柄も存在します。
直近14銘柄のIPOの内、初値が公募割れしたのは6銘柄(42.9%)、現時点で公募割れしている銘柄は5銘柄(約35.7%)となってます。
また、現値が初値を下回っている銘柄は8銘柄(69.2%)となっています。
上場日 市場 |
銘柄名 |
前評価 規模 |
公募価格 初値 |
後の高値
後の安値 |
現値
初値比 |
7/8 東証G |
INTLOOP | D 47.3億 |
3,500円3,150円 | 3,220円
2,505円 |
2,682円
-14.9% |
6/30 東証G |
AViC(エイビック) | C 13.2億 |
1,020円1,266円 | 1,276円
934円 |
1,028円
-18.8% |
6/29 東証G |
マイクロアド | C
37.5億 |
1,410円1,290円 | 1,308円
878円 |
896円
-30.5% |
6/28 東証G |
ヌーラボ | C-
22.3億 |
1,000円
955円 |
1,043円
666円 |
668円
-30.1% |
6/28 東証G |
M&A総合研究所 | C 63.6億 |
1,330円2,510円 | 2,746円
1,845円 |
2,202円
-12.3% |
6/27 東証G |
サンウェルズ | C- 65.5億 |
1,940円2,300円 | 3,765円
2,265円 |
3,670円
59.6% |
6/27 東証G |
イーディーピー | B 24.7億 |
5,000円8,200円 | 12,130円
7,500円 |
10,420円
27.1% |
6/24 東証G |
マイクロ波化学 | C 21.1億 |
605円
550円 |
1,020円
539円 |
826円
50.2% |
6/23 東証G |
坪田ラボ | C 20.8億 |
470円
794円 |
1,244円
661円 |
1,039円
30.9% |
6/23 東証S |
ホームポジション | D 10.4億 |
450円
465円 |
508円
442円 |
479円
3.0% |
6/23 東証G |
ジャパンワランティサポート | C- 12.1億 |
1,640円1,480円 | 1,540円
1,211円 |
1,251円
-15.5% |
6/20 東証S |
ヤマイチ・ユニハイムエステート | D 20.8億 |
950円
878円 |
903円
748円 |
790円
-10.0% |
6/8 東証G |
ANYCOLOR | A 27.5億 |
1,530円4,810円 | 9,200円
4,800円 |
5,740円
19.3% |
5/31 東証G |
トリプルアイズ | A 5.5億 |
880円
2,200円 |
2,319円
1,026円 |
1,197円
-45.6% |
初値公募割れ 現値公募割れ
7月末のIPOは何れも小型のIPOであり、以前なら需給の勢いだけで買いを集めた案件だったと思います。
しかしながら、このところは機関投資家の参戦が見込めない個人頼みのIPOは苦戦が続いており、7月末の3銘柄ではunerry(5034)以外は仮条件が下振れてきました。
単純に考えれば、そこまで下げなければ買い手の需要が見込めないという売り手側の判断であり、IPOに対する個人の買い意欲は大分減少していると思われます。
とは言え、イーディーピー・マイクロ波化学・坪田ラボなど、独自性のあるオンリーワン的な銘柄はセカンダリーでも買われており、今後は銘柄の見極めがより重要になりそうです。
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