今秋のIPOは現時点で初値負けなしとなっており、7月末から数えると17連勝中です。
公募割れが危ぶまれたキューブの踏ん張りや、大型IPOのソシオネクストの健闘が大きかったですね。
これで公開規模がソコソコあるSBIリーシングサービスが何とかなれば、またしばらく連勝記録が続きそうです。
一方、相変わらずセカンダリーは苦戦しており、現時点で初値価格を上回っている銘柄は限られています。
直近12銘柄のIPOの内、現値が初値より上回っているのは、機関投資家の参加があったと思われるFPパートナーと先日のソシオネクストのみで、個人主体のIPOは全滅です。
また、14日(金)で上場来安値を付けた銘柄は4銘柄あり、現時点で公開価格を下回っている銘柄も3銘柄あります。
上場日 市場 |
銘柄名 |
前評価 規模 |
公開価格 初値 |
後の高値
後の安値 |
現値
初値比 |
10/12 東証P |
ソシオネクスト | C 768.0億 |
3,650円 3,835円 |
4,420円
3,690円 |
4,420円
15.3% |
10/7 東証G |
キューブ | C- 35.3億 |
2,140円 2,190円 |
2,275円
1,458円 |
1,600円
-26.9% |
10/6 東証G |
FIXER | C 30.8億 |
1,340円 1,822円 |
2,222円
1,461円 |
1,525円
-16.3% |
9/30 東証G |
グッピーズ | C 20.0億 |
1,550円 2,020円 |
2,375円
1,672円 |
1,680円
-16.8% |
9/29 東証G |
プログリット | C 7.5億 |
730円
1,180円 |
1,314円
750円 |
880円
-25.4% |
9/29 東証G |
ポーターズ | A
7.4億 |
1,570円 3,275円 |
3,460円
2,175円 |
2,280円
-30.4% |
9/28 東証G |
グラッドキューブ | C
14.1億 |
960円
1,500円 |
1,580円
988円 |
1,069円
-28.7% |
9/28 東証G |
ファインズ | C 21.1億 |
1,800円
2,703円 |
2,970円
1,595円 |
1,635円
-39.5% |
9/28 札証ア |
キットアライブ | C 4.4億 |
1,410円 1,666円 |
2,000円
960円 |
1,400円
-16.0% |
9/22 東証G |
FPパートナー | C 89.7億 |
2,600円 2,750円 |
3,860円
2,660円 |
3,620円
31.6% |
9/16 東証G |
eWELL | B 36.0億 |
1,700円
3,910円 |
4,295円
3,050円 |
3,900円
-0.3% |
9/13 東証G |
ジャパニアス | B 13.4億 |
1,020円 2,010円 |
2,549円
1,241円 |
1,443円
-28.2% |
14日に安値更新 現値公募割れ
ちなみに、初値後もそれなりに堅調だったグッピーズ(5127)は、13日(木)の決算発表で今期の見通しを開示(上場前は非開示)し、それが嫌気されてか14日(金)に急落しています(前期の決算は上場前の開示と変更なし)。
また、同じく上場J後の12日(水)に決算発表を行ったFIXER(5129)も、前期決算は上場前の開示から上方修正で着地&上場前の開示と変わらぬ今期予想(特需からの大幅減益予想)でも急落してしまいました。
上場直後に決算発表を控えている場合、そこでさらなるポジティブなサプライズがないと(普通はない)見切られることも多いので、ちょっと怖いですね。。
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