IPOの空白期間となる1月は、年末に上場した直近IPOが賑わうケースがよくあります。
これは年内に「益出し・損出し」でポジションを解消した投資家が、年明けに改めて直近IPOに参戦してくる現象です。
そのパターンは様々で、年末ラッシュで低迷した銘柄の見直し買いのほか、年末の勢いそのままに上げを加速する銘柄もあります。
もちろん逆も然りで、ダメな銘柄がさらに売られ、好調だった銘柄が値を消すこともあるので、注意が必要です。
今年(2022年)は年初からの地合いの悪化で振るいませんでしたが、来年は是非期待したいですね。年初の相場に夢を託し、株を枕に年を越すのも悪くありません。
直近IPOの結果と現値
上場日 市場 |
銘柄名 |
前評価 規模 |
公開価格 初値 |
後の高値
後の安値 |
現値
初値比 |
12/29
東証G |
スマサポ | A
2.7億 |
800円
- |
-
- |
-
- |
12/27
東証G |
ELEMENTS | A
8.4億 |
160円
312円 |
392円
298円 |
392円
25.6% |
12/27
東証G |
BTM | B
5.2億 |
1,500円 2,118円 |
2,174円
1,800円 |
1,850円
-12.7% |
12/26 東証S |
アルファパーチェス | C 20.2億 |
880円 869円 |
899円
730円 |
736円
-15.3% |
12/26 東証S |
ダイワ通信 | C 13.9億 |
1,700円 1,620円 |
1,638円
1,400円 |
1,450円
-10.5% |
12/26 名証ネ |
アップコン | D 2.9億 |
1,280円 1,000円 |
1,000円
805円 |
824円
-17.6% |
12/23 東証S |
アソインターナショナル | C 16.2億 |
870円 1,001円 |
1,007円
724円 |
727円
-27.4% |
12/23 東証G |
GENOVA | C- 63.1億 |
1,800円 1,760円 |
1,996円
1,620円 |
1,695円
-3.7% |
12/22 東証G |
jig.jp | B 12.9億 |
340円 476円 |
502円
398円 |
422円
-11.3% |
12/22 名証M |
エージェント・インシュアランス・グループ | C- 2.6億 |
640円 600円 |
635円
475円 |
508円
-15.3% |
12/22 東証S |
コーチ・エィ | B 15.4億 |
1,840円 2,500円 |
2,569円
1,851円 |
1,910円
-23.6% |
12/21 東証G |
サンクゼール | C 54.0億 |
1,800円 2,201円 |
3,250円
2,134円 |
3,100円
40.8% |
12/21 東証G |
note(ノート) | C 5.0億 |
340円 521円 |
561円
421円 |
437円
-16.1% |
12/21 東証G |
アイズ | B 9.6億 |
2,200円 5,160円 |
5,250円
3,060円 |
3,105円
-39.8% |
12/20 東証G |
INFORICH | C 3.0億 |
4,600円 10,510円 |
11,640円
7,640円 |
10,800円
2.8% |
12/20 東証G |
monoAI technology | A 11.1億 |
660円 1,280円 |
1,469円
922円 |
987円
-22.9% |
12/19 東証G |
トリドリ(toridori) | C 7.5億 |
1,500円 2,733円 |
2,934円
1,815円 |
1,910円
-30.1% |
12/16 東証G |
フーディソン | C- 28.2億 |
2,300円 2,300円 |
2,764円
1,985円 |
2,149円
-6.6% |
12/16 東証G |
オープンワーク | C- 40.8億 |
3,150円 3,500円 |
4,355円
3,300円 |
4,070円
16.3% |
12/16 東証G |
Rebase(リベース) | B 9.1億 |
920円 2,120円 |
2,294円
1,033円 |
1,099円
-48.2% |
12/15 東証G |
スマートドライブ | C- 22.1億 |
1,320円 1,630円 |
1,725円
1,057円 |
1,310円
-19.6% |
12/14 東証P |
大栄環境 | C- 498.4億 |
1,350円 1,710円 |
2,097円
1,678円 |
1,927円
12.7% |
12/14 東証G |
スカイマーク | C- 373.9億 |
1,170円 1,272円 |
1,545円
1,202円 |
1,420円
11.6% |
12/13 東証G |
property technologies | C- 25.3億 |
2,950円 3,980円 |
4,595円
2,606円 |
2,874円
-27.8% |
初値公募割れ 現値公募割れ 現値初値割れ
12月のラッシュ以降に上場した23銘柄中(上場前の1銘柄除外)、初値公募割れは5銘柄(約21.7%)、現時点で公募割れしている銘柄は9銘柄(約39.1%)、現値が初値を下回っている銘柄は16銘柄(約69.6%)もあります。
この年末は大型IPOの堅調発進もあって前半戦は好調に推移し、中盤戦は初値堅調もセカンダリーで苦戦する銘柄が出ましたが、それでも何故か初値買い意欲は衰えませんでした。
しかしながら、12/20の日銀ショックやアイズIPOの初値天井で風向きが変わり、後半戦は多くのIPOで初値公募割れが出現しています。
これらの中からどの銘柄が注目されるかは分かりませんが、個人的にはアルファパーチェス(7115)に注目してます。
えっ?もちろん『ポジショントーク』ですよ(苦笑)
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