「流水麺」で知られるシマダヤが、親会社のメルコホールディングス(6676)からスピンオフ(分離・独立)で上場を目指すようです。
麺類大手「シマダヤ」をスピンオフ、上場準備を開始=メルコHD
メルコホールディングスは23日、完全子会社で麺類大手のシマダヤ(東京都渋谷区)を分離・独立(スピンオフ)し、上場の準備を始めると発表した。迅速な事業戦略の実行で株主利益を最大化する。
スピンオフはメルコHD株主にシマダヤ株式を現物配当により交付する方法で行う。東証に新規上場を申請する予定で、上場承認をスピンオフの条件とする。上場時期などの詳細は現段階で未定だという。
配信元:ロイター
⇒ シマダヤ株式会社の株式分配型スピンオフの準備開始及び上場準備の開始に関するお知らせ
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メルコホールディングス(6676)は無線LAN首位であるバッファローの親会社ですが、全く畑の異なる食品事業のシマダヤの親会社でもあったとは知りませんでした。
この報道を受け、本日はメルコホールディングス(6676)の株価が大幅高となっています。
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まだ上場の時期や価格どころか承認されるかもわかりませんが、もしスピンオフでの上場が実現すれば、2020年2月にコシダカHD(2157)からスピンオフ上場したカーブスホールディングス(7085)以来です。
⇒ スピンオフとは?
通常のIPOは、引受証券会社にブックして抽選等で配分されますが、スピンオフIPOでは、親会社であるメルコホールディングス(2157)の株式を保有していれば、上場前にシマダヤの株式が割り当てられます。
一見するとIPOに当選もせず「タダ」で貰えるのでお得な感じがしますが、実際にはシマダヤの株式が割り当てられる権利日に、メルコホールディングスの株価がシマダヤの公開価格分だけ下落するので、トータルの損益はスピンオフの割当で貰ったIPO株と、親会社のメルコホールディングス2銘柄を売却した時点で決定します。
ちなみに、私はカーブスホールディングス(7085)のスピンオフIPOに参加しましたが、結果はカーブスのIPO自体も初値で公募割れし、親会社のコシダカも下落するなど、散々な結果でした…。
⇒ カーブスホールディングスのIPOを見据えてコシダカを購入!
最終的には2021年4月まで2銘柄をホールドして何とかプラスで逃げ切りましたが、常に2つの銘柄を見比べながらヤキモキした記憶があります(苦笑)
なので、スピンオフのIPOには良い印象がありませんが、もしシマダヤの案件が正式に決定した際には、一応検討したいと思います。
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タグ :シマダヤ スピンオフ メルコホールディングス
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