SBI証券は証券口座数やIPOの取り扱い数NO,1の大手であり、近年はIPOの主幹事数も急増しているネット証券です。
今回、そんなSBI証券に対して証券取引等監視委員会(SEC)が行政処分を行うよう金融庁に勧告する方向で調整しているとの報道がありました。
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SBI証券 IPO銘柄で不適切な注文受託か 監視委が勧告へ調整
企業が新たに株式を上場するIPO=新規株式公開をめぐり、ネット証券最大手のSBI証券が上場後の「初値」をつり上げるための注文と知りながら買い注文を受け付けていたとして、証券取引等監視委員会が、行政処分を行うよう金融庁に勧告する方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。SBI証券側は、不適切な注文との認識を否定しているものとみられます。
ネット証券最大手のSBI証券は、企業が新たに証券取引市場に株式を上場させて販売するIPOの銘柄を数多く取り扱っていますが、関係者によりますと、証券取引等監視委員会が検査を進めた結果、このうち複数の銘柄で「初値」をつり上げるための注文と知りながら、買い注文を受け付けていたとみられることがわかったということです。
配信元:NHK
この影響で本日は親会社であるSBIホールディングス(8473)の株も下落しています。
個人的には、顧客が勝手に発注した「見せ板」を放置していた、ということではないかと思ってますが、詳細は分かりません。
そう言えば、今年は素人の私が見ても「これは??」と思うような怪しい注文板を見かけることがありました。銘柄は忘れましたが…。
今年の6月26日からIPO銘柄の上場日の売買では「成行き注文」が禁止されたため、以前は「成行き」で紛れていたのが「指値」となったことで目に付いたのだと思います。
まあ、本当にそれが「見せ板」かどうかを見極めるのは難しいのでしょうが、各証券会社では誤発注の防止も兼ねて何らかの注文規制を行っているはずであり、SBI証券ではその規制が甘かったという話なのだと個人的には解釈しています。ただ、もしSBI証券が注文を「依頼」していたのであれば、結構大きな問題になるかもしれませんね…。
いずれにしても、ただでさえIPOの地合いが冴えない中、こんな形でIPOが話題になるのは勘弁して欲しいところです。今後のIPOに影響がないことを祈ります。
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