オリオンビールのIPO評価と初値予想です。
オリオンビールの上場日は9/25(木)で、IPOの申し込みは9/9(火)からスタートします。
⇒ オリオンビールIPOの上場承認!IPO基礎情報と初値予想!

オリオンビールの概要
オリオンビールは沖縄発のビール製造会社で、酒類清涼飲料事業のほか、観光・ホテル事業も展開しています。
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会社名 | オリオンビール |
代表者 | 村野 一(63歳) |
所在地 | 沖縄県豊見城市字豊崎1番地411(トミトン内) |
設立 | 1957年 |
従業員数 | 208人(連結414人) |
IPO調達資金使途 | - |
オリオンビールは1957年に「沖縄ビール株式会社」として設立され(資本金42万ドル)、2002年にはアサヒビールと業務提携、2019年には野村キャピタル・パートナーズと米カーライルグループのファンドの支援を受け、経営陣参加のMBOを実施しています。
オリオンビールの沿革
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『オリオン』は、沖縄県民・観光客から愛され、高い認知度を有するビールブランドです。
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観光需要と共に成長する沖縄における強固なブランド力、豊富な成長ドライバーにより、高い成長性・収益性・効率性を実現しています。
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オリオンビールは海外市場でも浸透してきており、高い売上高成長率を実現しています。
観光・ホテル事業ではホテルや商業施設を運営しているほか、今年月に開業したテーマパーク「ジャングリア沖縄」に土地を賃貸し、運営会社には出資や取締役を派遣しています。
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セグメント別連結売上高
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⇒ オリオンビールの商品ラインアップ(HP)
オリオンビールの業績推移
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オリオンビールのIPO評価
オリオンビールの公開規模は想定価格で約191.9億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されるほか、沖縄銀行や琉球銀行など地元の4法人と従業員持ち株会に対して計19.065億円に相当する株式を上限として親引けで割り当てる予定です。
上場時に総株数の約70.9%を保有する2つのファンドがそれぞれ保有の約68.4%(OA分を含めると約78.6%)を放出し、残株含む既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)。
沖縄県内におけるオリオンビールのシェアは8割強と圧倒的であり、近年は強力なブランド力で内地や海外での販売も好調で業績を伸ばしています。
オリオンビールは売出しのみでファンドの出口案件となりますが、東証プライムのIPOとしては小型で親引けや海外への販売もあり、機関投資家の参戦も期待できそうです。
また、配当性向50%で配当金利回りは約5.2%と高い上に、株主優待の導入も決定していることから、趣味領域の資産株として個人ファンの買いも期待できそうです。
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当日はGMOコマースと同時上場となりますが、知名度や利回り面から注目されそうであり、現時点での個人的評価は「C」とします。
オリオンビールIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 みずほ証券 SMBC日興証券 |
幹事証券 | 楽天証券 SBI証券 松井証券 DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
オリオンビールのIPO初値予想
現時点での初値予想は1,000円としておきます。
※想定価格= 770円:仮条件決定前
9/8(月)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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