テクセンドフォトマスクのIPO評価と初値予想です。
テクセンドフォトマスクの上場日は10/16(木)で、IPOの申し込みは9/30(火)からスタートします。
⇒ テクセンドフォトマスクIPOの上場承認!IPO基礎情報と初値予想!

テクセンドフォトマスクの概要
テクセンドフォトマスクは、TOPPANグループから事業継承した半導体用フォトマスクの製造・販売会社です。
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会社名 | テクセンドフォトマスク |
代表者 | 二ノ宮 照雄(61歳) |
所在地 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター33階 |
設立 | 2021年 |
従業員数 | 489人(連結1,899人) |
IPO調達資金使途 | 借入金の返済、フォトマスク生産工場・設備の新設 |
テクセンドフォトマスクの前身は凸版印刷(現TOPPAN)グループのフォトマスク事業で、2022年にインテグラルグループの出資を受け、2024年に社名を変更しています。
テクセンドフォトマスクの沿革
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フォトマスクは、半導体ウェハ―に回路を転写するための原版であり、半導体製造の前工程において必要不可欠な役割を担っています。
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テクセンドフォトマスクは外販フォトマスク市場のリーディングカンパニーであり、全世界8拠点の工場で生産しています。
テクセンドフォトマスクの生産拠点
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フォトマスク市場の概況
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フォトマスクは旺盛な半導体需要とサプライチェーンの分散に伴い、顧客の投資が拡大し、フォトマスク市場の成長が加速しています。
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⇒ テクセンドフォトマスクとは(HP)
テクセンドフォトマスクの業績推移
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テクセンドフォトマスクのIPO評価
テクセンドフォトマスクの公開規模は想定仮条件の中間値で約1,316億円となり、グローバルオファーで海外に約40%販売される予定で、そのうち80億円に相当する株式数を上限として海外ファンドに親引けで割り当てる予定です。
今回の上場で筆頭株のTOPPANホールディングスからの売出しはなく、インテグラル系のファンド5社が保有の約72.14%%を売出し、残株には上場後180日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)。
テクセンドフォトマスクはファンドの売却がメインとなる大型IPOですが、S-1方式の上場ということで、既に海外を含む機関投資家らの需要動向は確認済みと思われます。
想定仮条件のレンジ幅が広いのは気になりますが、中間値(@2,890円)で計算した今期予想PERは約15倍と割安な印象であり、事業規模や時価総額から機関投資家の積極的な参戦が期待できそうです。
海外販売比率のさらなるアップやアンカー投資家の登場に期待しつつ、現時点での個人的評価は「C-」としておきます。
テクセンドフォトマスクIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 野村證券 三菱UFJMS証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 BofA証券 |
幹事証券 | みずほ証券 大和証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 岩井コスモ証券 三菱UFJ eスマート証券(委託取り扱い決定!) 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
テクセンドフォトマスクのIPO初値予想
現時点での初値予想は3,450円としておきます。
※想定仮条件= 2,670円~3,110円(中間値:2,890円):仮条件決定前
9/30(火)の仮条件決定後、改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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タグ :IPO評価 テクセンドフォトマスク
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