サンバイオ(4592)がパニック売りで悲惨な事になってます…。
原因は、昨日の引け後に発表された「米国で開発中の再生細胞医薬品の臨床試験で、主要評価項目を達成できなかった」というIRです。
サンバイオ、再生細胞医薬品で主要評価項目を達成できず
サンバイオ(4592.T)と大日本住友製薬(4506.T)は29日、慢性期脳梗塞を対象として米国で開発中の再生細胞医薬品「SB623」のフェーズ2b臨床試験で、主要評価項目を達成できなかったと発表した。
サンバイオでは、同薬の慢性期外傷性脳損傷プログラムについては、第2相試験(STEMTRA試験)において良好な結果を得ているため、引き続き開発を進めるとしているが、今回の結果を受けて、その他の疾患については、開発の方法や期間、資金などの見直しを行うとしている。
また2019年1月期の連結業績に影響は与えないとしているが、株式市場では、同薬への期待感を材料に昨年11月からサンバイオ株が急騰、昨年10月末比で3倍以上になっていたため、明日の株価動向が警戒されている。
引用元:ロイター
サンバイオ(4592)は21日(木)に12,730円の高値を付け、時価総額も一時6,000億円を越えてマザーズ市場で断トツのトップでした。
昨日は業績の下方修正を受けても切り返す強さを見せたので、まさか翌日にこんなことになるとは…。
サンバイオの前引けの板
前引け時点で1,200万株を越える怒涛の売り玉…。まさにパニック売りの状況です。
明日の値幅制限は1,500円となるので、この勢いだと今週中に全株一致で寄るのは難しそうですね…。
ちなみに、本日のストップ安水準だけで時価総額は約1,500億円も消失します。
関連株や他のバイオ銘柄も厳しい下げに!
共同開発している大日本住友製薬(4506)や、業務提携しているケアネット(2150)もストップ安に張りついており、直接関係ない他のバイオ銘柄にも波及しています。
※クリックで拡大します
マザーズ指数も急落で900P割れ!
マザーズ指数もサンバイオ(4592)がストップ安に張り付いた後も下げ続け、前引け段階で70.09P安(約7.3%)と急落しています。
マザーズ指数チャート(2日分)
このうち33.5P分はサンバイオ(4592)による影響ですが、それを除いても大きく下げている状況なので厳しいですね…。ちなみに、マザーズ先物は現時点で845Pまで下落しています。
今後は「追い証」による投げも出てきそうなので心配です(><)
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