恵和(けいわ)がIPO(新規上場)承認されました。
恵和(4251)の上場日は10/30(水)で、上場市場は東証2部になります。
主幹事は大和証券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は10/11(金)~10/18(金)となってます。
本日は10/29上場のジェイック(7073)のIPOも新規承認されており、これで10月のIPOは12社となってます。
恵和(4251)の事業内容
恵和(4251)は、光学シートや産業資材等の製造販売を手掛ける高機能フィルムメーカーです。
2018年12月度における売上構成比は、光学シート事業で59.6%、機能製品事業で40.4%となっています。
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光学シート事業は、恵和のCoathing技術、Sheeting技術を活用し、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、車載ディスプレイ等の液晶ディスプレイに利用される光拡散フィルム、偏光盛業フィルム等の光学シート部材の開発・製造・販売を行ってます。
主要製品となる光拡散フィルム「オルパス」は、液晶ディスプレイの光源であるバックライトユニット構成部材の1つであり、光のムラをなくし、光を均一に拡散させる機能を有するプラスチックフィルムです。
光学シート事業系統図
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機能製品事業は恵和(4251)が長年培ってきた事業であり、安定的に収益を生み出す根幹の一つを担う事業です。
機能製品事業では、紙、フィルム等にコーティングやラミネーティング加工する他、自社でシート形成したフィルムを貼り合わせる等により、特定の機能(防湿性・耐熱性・耐久性・対候性・薄利性等)をふかした包装資材、産業資材の製造・販売を行っています。
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恵和(4251)の各種経営指標
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恵和(4251)のIPO基礎情報
証券コード | 4251 |
社名 | 恵和株式会社 |
業種 | 化学 |
事業内容 | 光学シート、産業資材等の製造販売 |
上場日 | 10/30(水) |
上場市場 | 東証2部 |
公募株数 | 1,500,000株 |
売出株数 | 483,000株 |
OA | 297,400株 |
想定発行価格 | 770円 |
仮条件 | 10/9に決定 |
最低必要金額 | 7.7万円 |
吸収金額 | 17.6億円(想定価格で計算) |
時価総額 | 41.7億円(想定価格で計算) |
BB期間 | 10/11~10/18 |
公募価格決定日 | 10/21 |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券 | いちよし証券 SBI証券 東海東京証券 エース証券 DMM株(委託?) |
久し振りに相性の良い東海東京証券が幹事入りしています。
↓口座数が少ないので狙い目です↓
恵和(4251)のIPO評価
恵和(4251)は久し振りの化学分類となるIPOで、紙やフィルム、合成樹脂の積層・シート成型、表面へのコート剤塗布等、様々な製品を製造しています。
専門的なので業界シェアや製品の優位性等はわかりませんが、業績面で見ると売上げは比較的安定してしているものの、利益面では数期前に赤字を計上するなどムラがあるようです。
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恵和(4251)の公開規模は想定価格ベースで約17.6億円となっており、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
代表の長村惠弌氏は上場後も過半数を維持し、他の上位株主と合わせて上場後180日のロックアップが掛かってます(価格による解除条項なし)
東亜合成(4045)(7万株保有)と大日本商事(3万株保有)の保有分は、上場後90日のロックアップが掛かってますが、公開価格の1.5倍以上で解除されます。
まずは予想会社の評価待ちとしますが、東証2部の上場で事業的にも業績的にも地味なため、落ち着いた初値になると思われます。
恵和(4251)の初値予想
一発目の初値予想は9/29(日)か9/30(月)以降に追記記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄も後日更新します
公募価格近辺(初値予想第一弾:9/30記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する10/9(水)以降にアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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