全体相場に反してIPOは元気がありませんね…。
本日はBASE(4477)と初値持越しとなっていたインティメート・マージャー(7072)の初値が付きました。
2銘柄の寄り前の気配推移
BASE(4477)
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インティメート・マージャー(7072)
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BASE(4477)の株価推移
BASE(4477)のIPOは、9時9分に公募価格の1,300円を90円下回る1,210円で初値を付けました(6.9%ダウン)
発行価格近辺でOA分の買い支えが半分程度見受けられましたが、結果的にはシンジケートカバーに頼ることなく、自力での初値形成となりました。
初値形成時の出来高は746,900株で、初値形成時の買いパワーは約9.0億円となってます。
BASE(4477)の日中足チャート
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初値形成後は買われる展開で、すぐに公募価格を奪還して9時13分には1,350円の高値を付けています。
その後は公募価格近辺でもみ合う展開でしたが、後場には再び盛り上がって前場の高値を抜く1,410円の高値を付けました。
最後は公開価格の1,300円やVWAP(加重平均)の1,312.5円を上回る1,333円で引けています。
最終的な出来高は公開株数の8,311,500株に対して6,088,700株、売買金額は約79.9億円となってます。
初値は残念ながら公募割れとはなりましたが、BASE(4477)のIPOは思った以上に頑張った印象ですね。
さほど売りが出なかったところに機関の買いが入り、それを見て個人が乗ってきた感じでしょうか。やはり公募割れでも自力での初値形成だとその後の展開が期待できますね。
インティメート・マージャー(7072)の株価推移
インティメート・マージャー(7072)のIPOは、9時18分に公募価格の1,900円を2,100円上回る4,000円の初値を付けました(110.5%アップ)
初値形成時の出来高は166,500株で、初値形成時の買いパワーは約6.7億円となっています。
こちらは思った以上に厳しい結果でしたね。。2日目売り気配スタートはたまにありますが、20分近くも値が付かないのは久々に見た気がします。
インティメート・マージャー(7072)の日中足チャート
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初値形成後も弱い展開となり、初値買い組の投げも出て9時45分には3,400円の最安値を付けました。
その後はジワジワと値を戻しましたが、13時30分過ぎから再び売られて、最後は3,420円と当日の安値近辺で引けています。
最終的な出来高は、公開株数の299,000株を上回る526,100株、売買金額は約19.8億円でした。
インティメート・マージャー(7072)は小粒のA級IPOで、しかも人気化しやすい業態でした。
地合いが良ければ3倍~4倍の初値は普通にあり得るIPOだっただけに、この結果は残念でしたね…。グロース株やVCに対する警戒感は思った以上に強いようです。
今後のIPOは大丈夫か?
今の流れだと年末のIPOラッシュが不安になってきますね。。
ただ、公募割れが連発している訳でもなく、公募割れしたBASEも切り返して公募価格を奪還する強さを見せています。
今後も評価の高いピカピカのグロース系IPOが伸び悩むことはあるでしょうが、個人的にはそれほど心配はしていません。
IPO新規公開株ブログランキング
年末のIPOラッシュでは最近の状況を鑑みて想定価格を下げてくるはずなので、そこで安寄りすればセカンダリーのチャンスも拡がって来ると思われます。
セカンダリーが盛り上がれば初値も自ずと上がってくるので、今後も今まで同様にしっかりと銘柄を見極めながら対応していきたいと思います。
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タグ :BASE インティメート・マージャー 初値結果
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