3/2(月)に上場するカーブスホールディングス(7085)は、IPOとしては例外的な「スピンオフ」のスキームで上場します。
カーブスHD、初のスピンオフ上場 東証が承認
東京証券取引所は27日、フィットネス事業を展開するカーブスホールディングス(HD、東京・港)の新規上場を承認したと発表した。子会社と本体を資本関係のない独立した会社にする「スピンオフ」という制度が2017年に整備されて以来、国内初の適用例となる。
カーブスHDはカラオケ店「まねきねこ」などを運営するコシダカホールディングスの子会社。コシダカは19年10月にカーブスHDへのスピンオフを発表していた。
カーブスHDは3月2日付で東証に上場する見通し。公募株式は241万5000株。現時点の想定発行価格は1株720円。発行価格は2月20日に正式に決める。
配信元:日本経済新聞
通常のIPOは、引受証券会社にブックして抽選等で配分される形ですが、今回のスピンオフIPOでは、親会社となるコシダカ(2157)の株式を2/26(水)の引け時点で保有していれば、上場前にコシダカと同数のカーブスホールディングスの株式が割り当てられます。
一見するとIPOに当選もせず「タダ」で貰えるのでお得な感じがしますが、実際には27日の権利落日にカーブスの公開価格分だけ、コシダカの株価が下落することになります。
※仮にカーブスの公開価格が700円に決定した場合、27日に理論上コシダカの株価は26日の終値時点から700円下落します
コシダカ(2157)の日足チャート
※クリックで拡大します
コシダカ(2157)の株価は10/10にスピンオフと同時に発表した公募増資を嫌気されて翌日には大きく下落しており、その後は戻す場面もありましたが、最近は新型肺炎の影響もあってか、冴えない展開が続いています。
個人的には、今後コシダカ(2157)の株価が大きく変動しない限り、このまま26日の権利日を跨いでカーブスホールディングス(7085)の株式を貰う予定です。
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スピンオフでカーブスの株を貰った場合、最終的な損益はコシダカ(2157)とカーブスホールディングス(7085)の2銘柄を売却するまでわかりませんが、とりあえずカーブスホールディングスのIPOが楽しめるので良いかなと(苦笑)
ちなみに、今回「スピンオフIPO第1号」と報道されていますが、それはあくまで「2017年にスピンオフ制度が整備されてから初」ということで、実際には2005年にアエリア(3758)から分離して上場したゲームポット(現在は上場廃止)続く第2号とのことです。
その際は、親会社株の下落と相殺されてトータルではマイナスになった(某社の記事による)らしいのですが、個人的には記憶があいまいで、ほとんど覚えていません(><)
⇒ カーブスホールディングスIPOの上場承認とIPO初値予想
なのでちょっと調べてみたのですが、当時の株価推移を見る限りでは、ゲームポットの上昇分を加味すればプラスで終えられたような?(私の勘違いかもしれませんのでご注意)
当時のスピンオフIPOは今回と違って上場日には売却出来ませんでしたが、ゲームポットの売却可能日に両銘柄を売却、若しくはゲームポットの権利を取って翌日にアエリアを損切りしても、売却可能日の寄りでゲームポットを売却していれば、トータルプラスで終えたように見て取れました。
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まあ、今回のスピンオフIPOがどうなるかは未知数ですが、今後のために経験値を上げておくことは悪くないと思ってます。
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