コパ・コーポレーションが仕切り直しで再びIPO(新規上場)承認されました。
コパ・コーポレーション(7689)の上場日は6/24(水)で、上場市場は東証マザーズとなります。
主幹事は野村證券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は6/8(月)~6/12(金)となってます。
コパ・コーポレーション(7689)は、当初4/2(木)の上場予定でブックビルディンも終えていましたが、コロナによる地合いの悪化で急遽上場を延期していたIPOです。
同社はコマースOneホールディングスIPOやロコガイドIPOと同様に、公開規模を縮小してスライド上場する形となりました。上場決定は嬉しいですが、6/24が3社同時上場となってしまうのは頂けないですね。。
本日はエブレンのIPOも新規承認されています。
コパ・コーポレーションの事業内容(前回同様)
コパ・コーポレーション(7689)は、実演販売を利用した卸売業を展開している企業です。
実演販売とは、実演販売士が消費者の目の前で実際に商品を使って見せて使用価値をアピールし、購入を促す販売手法です。
同社は独自の「3Dマーケティング販売戦略」を採用しており、TV通販、ベンダー販売、インターネット通販等の販売チャネルで小売業を展開しています。
「3Dマーケティング販売戦略」とは、実演販売士がテレビの通販番組で商品を実演販売することによって新たな需要を活性化させ、ベンダー販売、インターネット通販など顧客層も販売特性も違う販売チャネルへとそれぞれのシナジー効果を得ながら販売に繋げて行き、実演販売士が新たに開拓した需要を回収して販売量と利益を獲得する戦略です。
3Dマーケティング販売戦略の概念図
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同社は有能な実演販売士を育成するため「売の極意塾」と称する実演販売士育成講座を開催しており、最新の心理学や脳科学に基づく実演ノウハウや関連する法令知識を身に付けるとともに、実演口上に基づいた商品企画のできる実演販売士を継続的に排出する仕組みを整えています。
事業系統図
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コパ・コーポレーションのサービス内容
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コパ・コーポレーション各種経営指標(前回同様)
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コパ・コーポレーションのIPO基礎情報
証券コード | 7689 |
社名 | 株式会社コパ・コーポレーション |
業種 | 卸売業 |
事業内容 | 実演販売を利用した商品卸売等 |
上場日 | 6/24(水) |
上場市場 | 東証マザーズ |
公募株数 | 320,000株(当初500,000株) |
売出株数 | 300,000株(当初350,000株) |
OA | 93,000株(当初127,500株) |
想定発行価格 | 1,560円(当初2,600円) |
仮条件 | 6/4に決定 |
最低必要金額 | 15.6万円 |
吸収金額 | 11.1億円(想定価格で計算)(当初25.4億円) |
時価総額 | 42.4億円(想定価格で計算)(当初75.4億円) |
BB期間 | 6/8~6/12 |
公募価格決定日 | 6/15 |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | 大和証券 SBI証券 三菱UFJMS証券 東海東京証券 マネックス証券 岡三にいがた証券 auカブコム証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
ロコガイドIPOと同様にSMBC日興証券が幹事団から外れています。また、前回はauカブコム証券が裏幹事となったので、今回も期待できそうです。 ⇒ 決定しました!
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コパ・コーポレーションIPO評価(一部訂正&加筆)
前回からの主な変更点は、公募株や売出株数を減らすと同時に、想定価格を2,600円→1,560円に引き下げ、公開規模を25.4億円から11.1億円まで約53%も圧縮してきたことです。
当初の記事(参考)
⇒ コパ・コーポレーションIPOの初値予想とIPO参加スタンス
コパ・コーポレーションは、テレビの通販番組だけでなくバラエティ番組等でも知られる企業です。
レジェンド松下氏(松下周平氏)は同社の取締役でもあり、約10万株(総株数の3.92%)の新株予約権も保有しています。
レジェンド松下氏
それにしても前期・今期の業績が非常に好調なようですね。特に利益は倍々ゲームで伸びています。ちなみに、同社はTV通販やネット通販の比率が高いため、目論見書によると、いまのところコロナにおける影響は限定的とのことです。
同社の実演販売士がインフルエンサーとなっているようで、テレビ以上にSNSや動画投稿サイトとの相性が良いのかもしれませんね。
↓口座数が少なくて狙い目の東海東京証券↓
コパ・コーポレーション(7689)の公開規模は想定価格ベースで約11.1億円で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
筆頭株主は同社の創業者で代表の吉村氏が約56.5%(上場後で約38.5%)を保有しており、同社の役員等で管理する資産会社が約35%を保有しています。
既存株主や新株予約権者には上場後90日・180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
3社同時上場となるのはマイナス要因ですが、もともとコロナ騒動がなければそれなりに面白そうなIPOに見えたので、公開規模が大幅に縮小された分、妙味が少し増したかもしれませんね。
コパ・コーポレーション(7689)の初値予想
一発目の初値予想は後日追記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄は近日中に更新します
2,800円(初値予想第一弾:6/1記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する6/4(木)以降にアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :2020IPO コパ・コーポレーション 上場承認
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