STIフードホールディングスのIPO評価と初値予想です。
STIフードホールディングスIPOの上場日は9/25(金)で、IPOの申し込みは9/7(月)からスタートします。
⇒ STIフードホールディングスIPO上場承認とIPO基礎情報
アベさん辞任も驚きましたが、ソフトバンクのMEGA売出しにもビックリですね…。
STIフードホールディングスの事業概要
STIフードHD(4930)は、水産原料素材の調達から製造・販売までを一貫して行う食品製造販売事業を手掛けています。
同社は市場が拡大している中食ビジネスを中心に、水産原料素材から独自の製造技術を用いて消費者向けの最終商品を製造し、コンビニエンスストアをはじめとする小売りチェーン等に販売しています。
STIフードHDの製品ラインナップ
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「食品」の分類は、主にコンビニエンスストア向け水産総菜の製造・販売、水産原料を使った缶詰・レトルト製品の製造販売を行っています。
「食材」の分類では、主にコンビニエンスストア向けのおにぎり・弁当・パスタ・サラダ等に使用される水産食材を、食材商社を通じてデイリー惣菜メーカー向けに製造・販売しています。
事業系統図
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STIフードホールディングスのIPO評価
同社の商品はセブンイレブンでよく見かけるものばかりで、個人的にもたまに購入してたりします。
水産食品関連ということで地味な印象は拭えませんが、業績は比較的順調に推移しており、前期こそ減益ですが今期はコロナ禍ながら進捗が良いようです。
ただ、同社の前身は為替予約の損失で2010年に民事再生で経営破綻しており、その後は現在の大株主である極洋(1301)をスポンサーに経営再建していますが、イメージ的にはあまり良くありませんね。
また、間接的な売上も含めると売上シェアの8割以上がセブンイレブンということで、依存度の高さも気になるところです。
STIフードホールディングスのIPOの公開規模は想定価格ベースで約26.8億円で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
筆頭株主は代表の十見裕が管理する資産会社(約36%)で、十見氏個人の持ち分(約18%)と合わせると総株数の過半数を超えます。また、極洋を含む上位株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
今回のIPOでは総株数の約27%(150万株)を保有する極洋が100万株を放出し、十見氏はOA分の19.5万株を貸し出す(結果売却)形となっています。
STIフードホールディングスは東証2部上場の地味銘柄であり、上場日の9/25(金)はI-ne(4933)と同日上場で、前後にもIPOがある過密日程です。
ただ、公開規模は27億円程度で上場時の売り圧力もなく、主幹事も野村證券という事で落ち着いたスタートが望めると考えます。
当日の地合いも気になるところですが、現時点での個人的評価は「D+」とし、こじっかりな初値が見込めるIPOと見ています。
STIフードホールディングスIPOの初値予想
STIフードホールディングスの初値予想は2,000円とします。
※想定価格=1,790円:仮条件決定前
仮条件が決定する9/3(木)以降に再度初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :IPO評価 STIフードホールディングス 初値予想
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