インバウンドテックのIPO評価と初値予想です。
インバウンドテックの上場日は12/18(金)で、IPOの申し込みは12/3(木)からスタートします。
インバウンドテックの事業概要
インバウンドテック(7031)は、24時間365日対応の自社コールセンターによる「マルチリンガルCRM事業」を中心に、ヘルプデスク・システム監視など多様なニーズに対応する多言語コンタクトセンターを運営している企業です。
また、インバウンドテックは一般のコンタクトセンターBPOサービス、専門型のセールスアウトソーシングサービスも展開しています。
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マルチリンガルCRM事業におけるコールセンターは、クライアントに対するユーザーからの問い合わせを代行するサービスを提供しており、日本語を含めた12か国語で対応しています。
また、小規模オフィス・店舗向けに1分150円から利用可能な通訳サービス「エコノミー通訳」を開発し、インバウンドテックからの直接販売に加えて、代理店への委託販売や提携企業へのサービス卸売なども行っています。
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セールスアウトソーシング事業では、インバウンドテックがクライアントに代わって見込み顧客に対して営業をを行うサービスを提供しています。
事業系統図
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インバウンドテックのIPO評価
インバウンドテックは2018年6月に一度上場を中止しており、今回は約2年半を経て仕切り直しのIPOとなります。
社名の一部でもある「インバウンド」の需要がコロナで激減している中での再申請は驚きですが、業績全体への影響は限定的なようで、コロナの相談窓口等で新たな需要も発生しているようです。
<前回比較>
時価総額 ⇒ 約1.59倍(想定価格ベース:48.4億)
公開規模 ⇒ 約1.54倍(想定価格ベース:13.5億)
公開株数 ⇒ 約3.3%増
公開価格 ⇒ 約1.50倍(想定価格ベース:5,700円)
株主構成 ⇒ 東京電力系のVCが参加(東電が顧客に)
幹事構成 ⇒ 平幹事の一部が変更
2年前の上場予定時に見込んでいた業績予想の結果は増収減益の着地でしたが、2020年には大きく切り返しており、今期に関しては減収増益の見込みとなっています。
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インバウンドテックIPOの公開規模は想定価格ベースで約13.5億円で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有は4社で7.15万株残ります。
VCの一部を含む上位株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かっており、そのうち約43万株分に対しては公開価格の1.5倍(想定で8,550円)で初値形成後にロックアップが解除されます。
また、ロックアップ対象外のVC保有は3社計で4.32万株残ります。
IPOラッシュによる過密日程は気になるところですが、現時点での個人的評価は「C」として、堅調な初値が見込めるIPOと見ています。
インバウンドテックの取扱い証券
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幹事証券 | SBI証券 香川証券 エイチ・エス証券 エース証券 水戸証券 DMM株(委託?) |
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インバウンドテックIPOの初値予想
現時点でのインバウンドテックの初値予想は7,700円とします。
※想定価格=5,700円:仮条件決定前
12/1(火)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
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タグ :IPO評価 インバウンドテック再 初値予想
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