QDレーザのIPO評価と初値予想です。
QDレーザの上場日は2/5(金)で、IPOの申し込みは1/21(木)からスタートします。
QDレーザの概要
QDレーザは、半導体レーザや網膜走査型レーザアイウェアなどの開発・製造・販売を手掛けている企業です。
株式会社QDレーザは、かつて実現不可能と言われた光通信用量子ドットレーザ(=Quantum Dot LASER)の量産化に世界で初めて成功した企業で、現在は、通信・産業・医療・民生用の広い分野で新しい半導体レーザソリューションを展開しています。
主力のレーザーデバイス事業では、光通信・シリコンフォトニクス、バイオ系検査装置、精密加工、各種センサーといった用途向けに、レーザー技術を用いた製品を開発・製造・販売を行っています。
また、研究機関からの基礎技術の研究開発や、メーカーの新規アプリケーションの光源開発を行う開発受託業務も行っています。
QDレーザ製品の特徴
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レーザーアイウエア事業では、レーザ網膜投影技術を使ったメガネ型ディスプレイ(網膜走査型レーザーアイウエア)をファブレス形式で開発・製造・販売しています。
網膜走査型レーザーアイウエアは、メガネ型フレームに内蔵された超小型レーザープロジェクターから網膜に直接画像を投影し、装着者の視力やピント位置に影響を受けることなくカメラの撮像画像や外部入力されたデジタル情報を見せることができます。
網膜走査型レーザアイウェアRETISSA
網膜走査型レーザアイウェアは、全盲ではない視覚障害者に対する視覚支援機器で、医療用と民生用を展開しています。
医療用は、2020年1月に国内で医療機器製造販売承認を得ており、欧州でも臨床試験を完了しています。
事業系統図
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QDレーザの業績推移
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QDレーザのIPO評価
QDレーザの光通信・シリコンフォトニクスによる高速化技術は、今後の5Gを支える技術として期待されているようですね。
また、レーザーアイウエア事業も視覚障害者に対する視覚支援機器として社会的意義の高い事業であり、その技術の高さも評価されているようです。
業績的にまだ赤字である点は気になるところですが、将来的な成長を期待する向きは多そうです。
↓QDレーザ主幹事のSMBC日興証券↓
QDレーザIPOの公開規模は想定価格の平均ベースで約42.9億円(上限だと約49.9億円)となっており、VC(ベンチャーキャピタル)は多く残ります。
総株数の約6.8%(約192万株)を保有するアクサ生命保険以外の株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かっており、その内のVCを含む約728.8万株に対しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
また、公開株数の半数未満を上限に、欧州及びアジアを中心とした海外市場(米国・カナダを除く)に販売される予定です。
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赤字ベンチャーで公開規模もそれなりにある点は気になるものの、同社の技術力の高さに加え、新年一発目のIPOということで人気化すると思われます。
今後決定される仮条件や、このところ旺盛な海外からの需要動向も気になるところですね。
現時点での個人的評価は「C+」とします。
QDレーザIPOの取扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 岩井コスモ証券 水戸証券 極東証券 SBIネオトレード証券(委託?) SBIネオモバイル証券(委託?) DMM株(委託?) |
割当株数からしてからしてSBIチャレンジポイントによる当選株数は複数になると思われます。
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QDレーザIPOの初値予想
現時点でのQDレーザの初値予想は420円とします。
※想定価格=230円~320円(平均@275円):仮条件決定前
1/20(水)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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