リートIPOとは?
そもそもリートとは、REIT(Real Estate Investment Trust)の略称で、不動産投資信託のことです。
リートの多くは証券取引所に上場しており、証券会社を通じて一般的な株式と同じように売買ができます。
一般企業が取引所に上場するのが普通のIPOであるのに対し、新たなリートが取引所に上場する案件をリートIPOと呼んでいます。
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リートIPOと普通のIPOとの違い
リートの場合、基本的に業態(ビジネスモデル)は同一、売買単位は1株単位、公募のみで売出しはなくVC(ベンチャーキャピタル)が存在しない、吸収規模が大きい、等々、条件面でも様々な違いがありますが、値動きの視点から見て公募価格と初値のブレが少ない事が最大の特徴です。
リート(不動産投資信託)の収益は、大半が投資先の不動産の賃料であり、通常の企業に比べて業績が安定しています。なので、価格も通常のIPOより上下に振れる幅が少なくなってます。
時に普通株のIPOでは初値が数倍になることも珍しくありませんが、規模も大きくて利回り重視のリートIPOでは、初値が数倍に急騰するような事はありません。※逆に大きく割れることもありません。
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リートの種類
リートにも運用物件のタイプによって、住居型、事務所(オフィス)型、物流施設型、ホテル型、商業施設型、ヘルスケア型、複合型、総合型など、いくつかの種類があります。
特に人気が高い運用タイプがある訳ではありませんが、2014年に初めてヘルスケア型が登場した時は、時流に合致した初物として人気化しました。
ヘルスケア型の一発目である2014年11月上場の日本ヘルスケア投資法人は、初値で48.1%の上昇、2015年3月に2発目のヘルスケア型として登場したヘルスケア&メディカル投資法人も、初値で54.5%の上昇をみせました。
しかし、WIN太郎も損失を出した2015年7月に上場したヘルスケア型第3弾のジャパン・シニアリビング投資法人は、初値で10.5%の公募割れとなっています・・・。
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