「リート(REIT)IPOとは?」や「リートIPOの初値結果と勝率」の記事でリートIPOの概要や実績を紹介しましたが、今回はリートIPOの注意点や銘柄選びの方法を書いておきます。
リートIPOの注意点
リートIPOに関しては、IPO初値予想で定番のフィスコやトレーダーズがカバーしていません。信頼できるプロの評価軸が無いため、初値予想が非常に難しい案件となっています。
WIN太郎も毎回悩みながらブックしていますが、2014年のように大きく勝てることもあれば、2015年のように2連敗してしまう事もあります。ですので、初心者の方は無理をせず、リートIPOは見送るのが無難かもしれません。
またリートIPOはネット証券ではほとんどブック出来ず、大手証券会社への電話応募による裁量配分がメインとなるため、初心者には参加する事自体のハードルも高いです。
大手証券(SMBC日興証券や大和証券など)が幹事の場合はネット経由でも申し込めますが、リートIPOは前述のとおり公募価格と初値のブレ幅が少ないので、一般的なIPOに比べて妙味がありません。複数取得してこそリートIPOの旨みが出るので、結果的に大手証券会社の攻略が必要になります。
リートIPOの見極め方
正直、長年IPO投資をしているWIN太郎でも見極めが出来ません。毎回ギリギリまで悩みながら『雰囲気』で申し込んでいるのが実情ですw
普通のIPOであれば、土台として大手予想会社の評価があり、さらに参考となる要素が多々ありますが、リートIPOにはそれらがありません。
もちろん、分配金の利回り見込み、NAV倍率(株式で言うPBRのようなもの)など、リート特有の指標もあり、他にも、運用タイプ、組成母体のスポンサー企業、リート指数、吸収規模、既上場リートとの比較、など、リートIPOでも参考となる要素は多々ありますが、ハッキリ言ってコレと言った決め手はありません・・・。
もちろん、基本となる利回りは最も大事な指標の一つではありますが、利回りだけで株価が決まるなら、既上場のリートの利回りの差は説明が付きません。
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リートIPOのまとめ
ここまで読んでいただければお判りかと思いますが、リートIPOの良し悪しはWIN太郎には判断できません^^;今後も銘柄ごとに分析や初値予想はしますが、参加の有無はご自身でご判断ください。安易な参加はオススメしません。
ただ、規模も大きくて参加者も少なくなるという事は、当選確率も高いという事。もし複数単位確保出来て初値が上がれば、大きく稼げるチャンスでもあります。また、利回りが重視されるリートなので、初値が大きく下方に振れるも事もないため、リスクも限定的ではあります。
そう思いながら、2015年に果敢に攻めて2連敗して落ち込んだのはWIN太郎自身です(笑)
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