オムニ・プラス・システム・リミテッドのIPO評価と初値予想です。
オムニ・プラス・システム・リミテッド(OPS)の上場日は6/29(火)で、IPOの申し込みは6/10(木)からスタートします。
⇒ オムニ・プラス・システム・リミテッドの上場承認とIPO基礎情報
オムニ・プラス・システム・リミテッドはシンガポールに本社を置く外国企業であり、外国株信託受益証券(JDR)での上場となります。
JDRによる上場のため「株」でなく「口」と『口数』で表記されますが、通常の日本株と同様に売買できるので、口数=株数と読み替える程度で良いと思います。
オムニ・プラス・システム・リミテッドの概要
オムニ・プラス・システム・リミテッドは、エンジニアリング・プラスチック(耐熱性に優れたプラスチックの一種)の流通や製造を手掛けています。
オムニ・プラス・システム・リミテッドの事業系統図
オムニ・プラス・システム・リミテッドは、東南アジア6か国、中国、日本にオフィスと子会社があり、マレーシアとフィリピンに配合・着色工場を置いています。
オムニ・プラス・システム・リミテッドは、シンガポール政府から多面的なサポートを受け、シンガポール企業庁(ESG)からは高成長の可能性のある企業と認められており、シンガポール科学技術研究長から研究開発支援を受けながら共同研究開発も行っています。
また、オムニ・プラス・システム・リミテッドは伊藤忠グループから出資を受けており(約26.52%)、伊藤忠グループとの協業で伊藤忠グループの広範なネットワークを活用しています。
※クリックで拡大します
オムニ・プラス・システム・リミテッド業績推移
※クリックで拡大します
オムニ・プラス・システム・リミテッドIPO評価
エンジニアリング・プラスチック(耐熱性に優れたプラスチックの一種)は、5Gに代表される情報通信技術(IT&C)、自動車(EV)、建築と建設(C&B)の3つの分野で需要の高まりが想定されており、オムニ・プラス・システム・リミテッドも安定的な成長が見込めそうです。
※クリックで拡大します
オムニ・プラス・システム・リミテッドIPOの公開規模は、想定価格ベースで約9.6億円となります。
VC(ベンチャーキャピタル)も入っているようですが、既存株主には180日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)
↓IPO投資で必須のSBI証券↓
外国株信託受益証券(JDR)のIPOは、2017年のテックポイント(6697)以来です。
テックポイントは公開価格650円⇒初値1,072円(その後ストップ高)と好調なスタートを切っており、さほど外国株である点をマイナス視する必要はないと思いますが、何故本国ではなく日本でIPO?と思ったりもします。
とりあえず伊藤忠商事グループの持ち分法適用会社である点は、一つの安心材料かもしれませんね。
前受金不要の岡三オンライン証券!IPO取り扱い急増!
6/29(火)も4社同時上場 ⇒ 3社同時上場と日程面では厳しいですが、何れのIPOもそれなりに期待できそうな印象です。
オムニ・プラス・システム・リミテッドはやや地味な業態であり、外国株という事で不透明な部分は残りますが、小さめのIPOで上場時に余計な売り圧力もありません。
現時点での個人的評価は「C」とし、堅調な初値が望めるIPOと見ています。
オムニ・プラス・システム・リミテッドの取扱い
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | SBI証券 岡三証券 岡三オンライン証券(委託?) DMM株(委託?) |
オムニ・プラス・システム・リミテッド初値予想
現時点での初値予想は1,350円とします。
※想定価格=950円:仮条件決定前
6/9(水)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
IPO新規公開株ブログランキング
前受金不要でIPO抽選に参加できます!
コメントフォーム