2021年は125社ものIPOが実施され(一昨年は96社)、背景には一昨年にコロナの影響で急遽中止(延期)した企業が改めてIPOしたことに加え、東証の市場変更前の駆け込み需要がありました。
2022年も年間で多くのIPOが期待されているようですが、駆け込み需要はこの3月にも集中すると言われており、ちょっと心配されるところです。
多くのIPOが出てくるのは嬉しいですが、やはり一時期に極端に集中するのは勘弁して欲しいですね。
また、昨年から日証協らによるワーキンググループで「公開価格の設定プロセスのあり方等」が検討されており、これによって今後様々な点が改定された場合には、ブック等でのルール変更も予想されるため、この辺りも注視したいところです。
2022年にIPO(新規上場)が期待される企業
まずは、昨年含め近年で急遽IPOを中止した企業の再申請が考えられます。(カッコ内は当初の上場予定年月)
古いところでは上場自体が既に立ち消えになった企業もありそうですが、これらがの企業群から出てくる可能性は高そうです。
・ZEALS(ジールス) (2021年12月)
・リヴァンプ(2021年6月)
・ディマージシェア(2021年4月)
・キオクシアHD (2020年10月)
・ヤマイチエステート(2020年4月)
・スマート・ソリューション・テクノロジー(2020年4月)
・レオス・キャピタルワークス (2018年12月)
・パデコ (2018年6月)
・世紀 (2018年2月)
・エスキュービズム (2017年3月)
・ZMP (2016年12月)
・リッチメディア (2015年8月)
また、昨年自らIPOの申請を行った(若しくは行うとリリースした)、住信SBIネット銀行と楽天銀行も濃厚と思われ、何度か新聞やネットニュースなどでも報道されている、東京メトロ、スパイバー、コインチェック、などの有名企業のIPOも期待されます。
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上記以外にも「IPO予備軍」は山ほどあるので、今年も多くのIPOを期待したいと思います。
IPO予備軍
青木フルーツホールディングス、アソビモ、アドイノベーション、ABEJA(アベジャ)、イサハヤ電子、インアゴーラ、WILLER、Uhuru(ウフル)、APB、A-Saas(エーサース)、エリーパワー、オーマイグラス、大阪市営地下鉄、オリオンビール、カンタツ、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)、三通、C Channel、ジョルテ、ストライプインターナショナル、スマートニュース、スマートHR、西友、ゼロ・サム、ソラコム、大創産業、ダイナブック、TBM、デリー、トライフォート、日本貨物鉄道(JR貨物)、NewsTV、ハウステンボス、VASILY(バシリー)、bitFlyer(ビットフライヤー)、プリファードネットワークス、fril(フリル)、PayPay、ベルフェイス、マイナビ、ミカタス、ミスターフュージョン、モジュラス、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)、Ubie(ユビー)、ヨドバシカメラ、WAmazing(ワメイジング)
しかしながら、IPOは「量」より「質」、そして上場のタイミングも重要なので、今年こそ東証の日程調整力に期待したいところです。
また、ベンチャー企業でファンディーノ(FUNDINNO)やユニコーン(Unicorn)等で資金調達した企業からも、そろそろ「IPOの噂」が聞こえてくるかもしれませんね。
WIN太郎は現在5社のベンチャー企業に投資しています。
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