-上場中止となりました-
(3/7追記)
3/6の日経新聞で報道された通り、3/7(月)に住信SBIネット銀行から正式に新規上場の中止(延期)が発表されました。
IPOの中止は今年5社目となります。
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中止(延期)理由は、「ウクライナ情勢の影響や最近の市場動向など様々な環境の変化を勘案して」とのことです。
追記ここまで
住信SBIネット銀行のIPO評価と初値予想です。
住信SBIネット銀行の上場日は3/24(木)で、IPOの申し込みは3/8(火)からスタートします。
住信SBIネット銀行の概要
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが50%ずつ共同出資するインターネット専業銀行です。
事業系統図
事業内容
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デジタルバンク事業では、主にインターネットをチャネルとした預金業務・貸し出し業務などの銀行業務と、クレジットカード業務などの金融サービスを提供しています。
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BaaS事業では、銀行が手掛ける預金、貸し出し、決済などの金融機能を、銀行以外の事業者に提供しています。
戦略的パートナーシップ
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⇒ 住信SBIネット銀行のサービス(同社HP)
⇒ 住信SBIネット銀行の目論見書
住信SBIネット銀行の業績推移
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住信SBIネット銀行IPOの評価
前期の連結経常収益の構成比は、銀行業95.3%、その他(クレジットカード事業・金融関連事業等)4.7%。サービス別では、貸し出し業務61.0%、有価証券投資業務11.6%、その他27.4%となっています。
住信SBIネット銀行の公開規模は想定価格ベースで約1,382.2億円(国内6割:約796.9億円)となる大型IPOで、海外にも販売されます。
既存株主の三井住友信託銀行とSBIホールディングスには上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
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住信SBIネット銀行のIPOは、ネット銀行の初モノIPOという事で注目度は高そうです。
住信SBIネット銀行の時価総額は想定価格ベースでちょうど3,000億円となるため、想定価格(1,920円)は時価総額を意識して算出した形でしょうか。
想定価格で計算した今期予想PERは約17.6倍となり、三菱や三井の大手銀行のPERが一桁台であることを考えると「成長期待の高いネット銀行」というプレミアムが付いており、その水準が妥当なのかがポイントになりそうですね。
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今後の金利上昇は銀行業の同社にとって追い風になりますが、とりあえず今は地合いが気になるところであり、現状でこの公開規模はやはり重い印象です。
本日上場するビーウィズIPOの結果や今後の相場状況、3/7(月)に決定する仮条件にもよりますが、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
住信SBIネット銀行IPOの取扱い証券
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住信SBIネット銀行IPOの初値予想
現時点での初値予想は2,000円とします。
※想定価格=1,920円:仮条件決定前
3/7(月)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :IPO評価 住信SBIネット銀行
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