クラシコムのIPO評価と初値予想です。
クラシコムの上場日は8/5(金)で、IPOの申し込みは7/20(水)からスタートします。
クラシコムの概要
クラシコムは代表の青木耕平氏と取締役の佐藤友子氏の兄妹で創業した企業で、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」で北欧関連の服飾雑貨等を販売しています。
「北欧、暮らしの道具店」は2007年に北欧ヴィンテージ食器の販売でスタートし、後に北欧雑貨や北欧テイスト以外の商品の取り扱いも開始して、2017年からはオリジナルブランド(「KURASHI&Trips PUBLISHING」「NORMALLY」)のアパレルや雑貨の販売を本格化させています。
クラシコムでは、「北欧、暮らしの道具店」のライフカルチャーを表現する、WEB記事、ポッドキャスト、オリジナルドラマやドキュメンタリーなどのコンテンツをパブリッシングし、様々なコンテンツを多様なチャネルで発信しています。
また、クラシコムは2015年からブランドソリューションドメインとして「北欧、暮らしの道具店」上で、クライアント企業のブランディング支援ビジネスも展開しています。
主力の自社ECサイト通販(D2C)ではアパレル・キッチン・インテリア雑貨が主力で、自社規格のオリジナル(PB)商品「KURASHI&Trips PUBLISHING」が売上高の約50%を占めており、年間購入者数は約18万人、累計会員数は約42万人、WEB&アプリ年間訪問者数は約1,600万人となっています
また、2020年から提供を開始したスマホアプリは約2年で200万ダウンロードを突破し、ECにおける購入比率は約6割がスマホアプリ経由となっており、売上の向上にも繋がっています。
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⇒ クラシコムの事業内容(HP)
⇒ クラシコムの目論見書
クラシコムの業績推移
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クラシコムIPOの評価
クラシコムのドメイン別売上は、自社ECサイト通販(D2Cドメイン)が全体の約94%を占めています。
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クラシコムの公開規模は想定価格ベースで約34.9億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
上場前の既存株主は代表含め3名のみで、既存株主には上場後360日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)
クラシコムは「北欧文化」をテーマに様々なマーケティング戦略で着実にファンを増やしている印象です。
自社サイトによる直接販売でPB商品も多いため利益率が高く、業績も綺麗な右肩上がりで拡大が続いており、今後も独自の立ち位置で成長していきそうなイメージですね。
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しかしながら、予想会社では業態と時価総額(想定価格で約100億円)から機関投資家の参戦を不安視する見方もあり、そうなると30億円を越える公開規模は重過ぎます。
とりあえずは仮条件を確認したいところであり、現時点での個人的評価は「D+」としておきます。
クラシコムIPOの取扱い証券
主幹事証券 | みずほ証券 三菱UFJMS証券 |
幹事証券 | SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 いちよし証券 auカブコム証券(委託取扱い決定!) SBIネオトレード証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
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クラシコムIPOの初値予想
現時点での初値予想は1,450円とします。
※想定価格= 1,420円:仮条件決定前
7/15(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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