POPERのIPO評価と初値予想です。
POPER(ポパー)の上場日は11/15(火)で、IPOの申し込みは10/28(金)からスタートします。
POPER(ポパー)の事業概要
POPER(ポパー)は、学習塾を中心とする教育事業者等のバックオフィス業務の生産性向上に寄与するSaaS型サービス「Comiru(コミル)」を開発・提供しています。
SaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru(コミル)」は、完全無料で利用できる「Comiru FREE」、小規模事業者でも利用できる「Comiru BASIC」、大手向けの「Comiru PRO」と、事業規模や機能に応じて3プランが用意されています
また、2020年8月から「Comiru(コミル)」と連動してオンライン授業・自宅学習支援サービスを行う「ComiruAir」をリリースしており、利用教室数や利用時間に応じた利用料を得ています。
ComiruAirの4つの特徴
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また、2020年12月から講師等の労務管路・コミュニケーションサービスを行う「ComiruHR」も展開しています。
ComiruHRの4つの特徴
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サービス別料金体系
事業系統図
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⇒ POPER(ポパー)のサービス(HP)
POPER(ポパー)の業績推移
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POPER(ポパー)のIPO評価
有料契約企業数や利用生徒ID数は年々増加しており、ARPU(優良企業1社あたりの基本月額料金平均値)も上げながら、ARR(基本利用料の1年間の積み上がり状況)を拡大させています。
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POPER(ポパー)の公開規模は想定価格ベースで約3.8億円と小粒なIPOで、VC(ベンチャーキャピタル)は9社で約105.9万株残ります。
既存株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かっており、VCや一部法人が保有する計約122.1万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
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「Comiru(コミル)」は全国で4,000教室以上利用されているようですが、同社の事業規模はまだ小さい上に赤字(来期は黒字見込み)であり、メインの顧客である学習塾は少子化を考えると、将来的な先細りが懸念されます。
ただ、予想会社では同じくDX化が遅れている「学校」を視野に入れると成長余地は大きいとしており、確かにその通りで今後の顧客層の拡大に期待が掛かります。
公開株数の倍以上あるロックアップ解除後の玉は警戒されそうですが、低単価の小粒IPOということで初動の需給は逼迫しそうであり、現時点での個人的評価は「C」としておきます。
POPERのIPO取扱い証券会社
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券 | みずほ証券 SBI証券 岩井コスモ証券 松井証券 東洋証券 DMM株(委託?) |
POPER(ポパー)のIPO初値予想
現時点での初値予想は950円とします。
※想定価格= 630円:仮条件決定前
10/26(水)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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