ベースフードの初値予想とIPO参加スタンスです。
ベースフードは、完全栄養食の『BASE FOODシリーズ』を開発・販売している企業です。
ベースフードに対する事前評価は低めで、ブックビルディングは10/31(月)から11/4(金)となってます。
ベースフードIPOの仮条件
760円~800円
ベースフードの仮条件は、想定価格の950円を下回る範囲で弱めに設定されました。上限価格で計算した今期PERは赤字のため算出できず、吸収規模は約58.9億円となります。
⇒ ベースフードIPOの評価とIPO初値予想
⇒ ベースフードIPOの上場承認とIPO基礎情報
ベースフードIPOの参加スタンス
三菱UFJMS証券 | 見送り |
野村證券 | 見送り |
大和証券 | 見送り |
楽天証券 | 見送り |
SBI証券 | 参加(ポイント狙い) |
マネックス証券 | 見送り |
auカブコム証券 | 見送り |
DMM株 | 見送り |
個人的には参加を見送る予定です。
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ベースフードIPOの評価ポイント
ベースフードの仮条件は、想定価格の950円に対して約20.0%~15.8%も下振れており、機関投資家の評価は芳しくなかったものと推察されます。
ベースフードの2023年2月期の業績は、売上高が約84.0%増、営業赤字も約91.9%増加する見込みで、第2四半期時点での進捗率は、売上高で約44.9%、営業赤字で約43.4%となっています。
ベースフードの公開規模は仮条件の上限価格で約58.9億円となり、売出し株数の一部は欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売される予定です。
VC(ベンチャーキャピタル)は6社で約1,694万株が残り、VC含む上位株主には上場後180日のロックアップが掛かっていますが(価格による解除条項なし)、ロックアップの掛かっていない既存株も一般個人10名で158万株残るようです。
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ベースフードは積極的な販促活動(広告宣伝)によって今期の売上が倍増する見込みですが(前期は3倍増)、同時に赤字額も倍化する見込みです(前期は赤字も3倍)。
ちなみに、私も1-2度だけ検索サイトで「ベースフード」を検索しただけで、検索サイトの広告枠には連日で「ベースフード」の宣伝が表示され続けています(苦笑)
ベースフードは現状でも定期購入顧客の売上を拡大させることに重きを置いているフェーズであり、黒字化は一定額の売上を確保した上で積極的な販促を縮小させた後になりそうです。
その後も一定以上の定期購入者(ファン)を増やした上でそれを維持していく必要があり、少なくとも今の戦略はどこかで見直す必要に迫られそうですね。
もちろん、この上場でさらに認知度が向上して定期購入者が増加していく可能性もありますが、個人的にはちょっと厳しそうな印象です。
また、ベースフードの公開規模は海外販売があるとは言え大きめであり、仮条件の大幅な下振れで警戒する投資家も増えそうなため、大手証券末席の主幹事でカバーできるのかも心配です。
ベースフードIPOの初値予想
公募価格近辺
ベースフードの初値予想は、公募割れも視野に入れた公募価格近辺とし、公募価格が仮条件の上限で決まらない可能性もあるとみています。
予想会社の現時点での初値目途は、公開価格から-10%~0%となっているようです。
↓皆さんの初値予想は?↓
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