楽天銀行のIPO評価と初値予想です。
楽天銀行の上場日は4/21(金)で、IPOの申し込みは4/5(水)からスタートします。
楽天銀行の概要
楽天銀行(旧イーバンク銀行)は楽天グループの100%子会社で、国内ナンバーワンの口座数と預金量を誇るインターネット銀行です。
会社名 | 楽天銀行 |
代表者 | 永井 啓之(58歳) |
所在地 | 東京都港区港南2-16-5 NBF品川タワー |
設立 | 2000年 |
従業員数 | 841人(連結1,015人) |
IPO調達資金使途 | 運転資金 |
楽天銀行は2009年にイーバンク銀行の親会社となり、2010年に商号を楽天銀行に変更しています。楽天銀行の口座数は2022年12月末時点で1,338万口座、預金残高は約8.8兆円を越えています。
口座数と預金残高の推移
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給与・賞与服込み口座、又は口座振替を利用しているメイン口座数も着実に増加しています。
メイン口座数の推移
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楽天銀行は、1億超IDのメンバーシップを誇る楽天エコシステムとのシナジーを活用して顧客基盤を拡大し、利便性の高いお得なサービスを提供しています。
楽天銀行の現在の主な収益源は個人ビジネスで、住宅ローン・カードローン・教育ローン・トラベルローン・英会話ローン・不動産担保ローン、投資用マンションローン・リバースモゲージ等、様々なローンラインナップを備えています。
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⇒ 楽天銀行のサービス(HP)
楽天銀行の業績推移
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楽天銀行のIPO評価
楽天銀行の公開規模は、想定仮条件の中心値ベースで約1,148.3億円(想定仮条件の下限価格で約1,042.7億円、上限価格で約1,253.8億円)で、約4割は海外へ販売される予定です。
既存株主は楽天グループのみで上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
楽天グループの上場後の持ち分はt約63.33%~約64.99%となり、引き続き親子関係は維持されます。
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公開価格割れも懸念された住信SBIネット銀行が落ち着いたスタートを切ったことで、とりあえずは一安心といった感じでしょうか。
ただ、楽天銀行は想定価格に大きな幅を持たせており、正式な仮条件が決まるまでは住信SBI銀行との比較もままなりません。
また、引き続き同社がIPOを急ぐ背景に対する懸念は残る上、一連の世界的な金融不安もまだ続いているため、まずは4/5(水)に決定する仮条件を待つと同時に、住信SBIネット銀行の株価動向も注視したいところです。
現時点での個人的評価は「D」としておきます。
楽天銀行IPOの取扱い証券
主幹事証券 | 大和証券 三菱UFJMS証券 |
幹事証券 | 楽天証券 |
楽天銀行IPOの初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺とします。
※想定仮条件= 1,630円~1,960円(@1,795円)
4/5(水)仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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