笹徳印刷のIPO評価と初値予想です。
笹徳印刷の上場日は9/22(金)で、IPOの申し込みは9/6(水)からスタートします。
笹徳印刷の概要
笹徳印刷は1890年(明治23年)の総合印刷会社で、紙パッケージや印刷物などの製造販売を手掛けており、海外にも工場や販売会社を置いています。
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会社名 | 笹徳印刷 |
代表者 | 杉山 昌樹(63歳) |
所在地 | 愛知県豊明市栄町大脇7 |
設立 | 1950年 |
従業員数 | 321人(連結428人) |
IPO調達資金使途 | 工場の設備投資 |
笹徳印刷の商品別区分では、菓子類等のパッケージ印刷等を中心とした「パッケージ分野」と、一般的な商業印刷物等を手掛ける「コミュニケーション分野」に分けられます。
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パッケージ分野では、紙器及び軟包装などのパッケージの企画設計・印刷・加工までを一貫生産して顧客にタイムリーに供給しています。さらに商品の包装、キッティング作業から発送までを受託するフルフィルメントサービス(付帯サービス)で構成されています。
コミュニケーション分野では、販売促進関連、テクニカルドキュメンテーション、教育・出版関連の企画、印刷、加工及び広報・IRなどクロスメディアに関連するフルフィルメントサービス、さらにはイベントの企画・運営とソフト開発・デジタルアセット芽根地面とサービス等で構成されています。
取引先は上場企業が半数以上を占めており、7割以上の企業と長年にわたって取引が続いています。
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主な販売先は王子ネピア10.8%となっています。
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⇒ 笹徳印刷の事業紹介(HP)
笹徳印刷の業績推移
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笹徳印刷のIPO評価
笹徳印刷の公開規模は想定価格ベースで約14.3億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
上位株主には上場後180日のロックアップが掛かっていますが、ロックアップの掛かっていない株式も従業員持ち株会の保有分を除き約28.2万株ほどあるようです。
笹徳印刷のIPOは、業種・業態・上場市場からして地味な印象ですが、想定価格(710円)で計算した同社のPBRは約0.44倍に過ぎず、時価総額は約43.9億円ほどです。
ちなみに、同社はトヨタ自動車やブラーザーなど計39社の上場企業の株式を保有しており、その計上簿価だけでも約27億円に上ります。
9/22(火)は人気化しそうなファーストアカウンティング と同日の上場ですが、笹徳印刷もPBRの割安感からそれなりの買いを集めると思われ、現時点での個人的評価は「C」としておきます。
笹徳印刷のIPO取り扱い証券
主幹事証券 | 東海東京証券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 SBI証券 三菱UFJMS証券 楽天証券 岡三証券 安藤証券 auカブコム証券(委託取り扱い決定!) 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
笹徳印刷IPOの初値予想
現時点での初値予想は950円としておきます。
※価格= 710円:仮条件決定前
9/4(月の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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