キッズスターのIPO評価と初値予想です。
キッズスターの上場日は9/26(木)で、IPOの申し込みは9/9(月)からスタートします。
キッズスターの概要
キッズスターは親子向けのデジタルコンテンツを開発・提供している企業で、ファミリー向けの社会体験アプリ「ごっこランド」を運営しています。
「ごっこランド」は子どもユーザーの利用を無料とする一方で、企業・団体から出店料を収受しています。
「ごっこランド」のビジネスモデル
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会社名 | キッズスター |
代表者 | 平田 全広(51歳) |
所在地 | 東京都渋谷区神泉町9-5 フジタ・インゼックスビル5F |
設立 | 2014年 |
従業員数 | 57人 |
IPO調達資金使途 | 人件費・採用費・支払い報酬、外注・業務委託費、販売促進費・広告宣伝費、オフィス移転などの企業運営全般の費用 |
同社は2013年にアイフリークモバイルの知育アプリ事業部門で「ごっこランド」の配信を開始しており、現在はくふうカンパニー(4376)の子会社となっています。
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「ごっこランド」は子どもたちが社会体験(ごっこ遊び)できる企業や自治体の体験型コンテンツが豊富に詰まっており、親子で楽しみながら企業ブランド、製品、各自治体の理解を深めることができます。
「ごっこランド」は配信開始以来、累計670万のダウンロード数を記録し、月間のプレー回数は2000万回を超えて、多くの子育て世代に利用されています。
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「ごっこランド」にコンテンツを提供する企業の出店数は2024年6月現在で78店に増加し、出店企業は「ごっこランド」を通じて自社のサービスや商品のブランディングが行うことで、ファンの獲得やプロモーション効果が期待されます。また、ごっこランド内のカテゴリーでは「ジモトガイド」を展開し、子ども目線で見つけた地域の魅力が詰まったデジタルガイドブックを提供しています。
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また、2024年7月から大規模なモールや商業施設で利用者に向けたリアルイベント「ごっこランドEXPO」を全国で開始しており、出店企業だけでなく開催施設の双方から収益を得ています。
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「ごっこランド」の海外版「Gokko World」は、ベトナム版の配信開始以来、2024年6月末時点で78万の累計ダウンロード数を記録しており、2024年内に120万を超える進ちょくで推移しています。
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⇒ 「ごっこランド」(HP)
キッズスターの業績推移
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キッズスターのIPO評価
キッズスターの公開規模は想定価格計算で約20.5億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)は1社で約1.66%(3.22万株)を保有しています。
VCを除く既存株主には上場後90日・180日のロックアップが掛かっており、親会社であるくふうカンパニー代表の穐田誉輝氏個人が保有する70万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
「ごっこランド」は子供に人気のあるキッザニアのアプリ板という感じであり、利用も無料で多くの受賞歴もあることから、アプリのダウンロード数も年々増加しており、同社の業績も好調に推移しています。
日本では少子化の影響を受けそうですが、ベトナムでの成功事例をアジアの近隣国へ水平展開していければ、今後もさらなる成長が期待できそうです。
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ただ、当日は最大4社の同時上場(キッズスターの公開規模が最大)で資金の分散が予想される上に9月末の優待権利日でもあり、同社の想定価格は成長性を織り込んだ水準でもあります。
親子上場のIPOで主幹事にも少し不安があるため、とりあえずは仮条件を確認したいところです。
現時点での個人的評価は「D」としておきます。
キッズスターIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | 岡三証券 |
幹事証券 | SBI証券 野村證券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 極東証券 松井証券 丸三証券 三田証券 楽天証券 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
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キッズスターのIPO初値予想
現時点での初値予想は2,650円としておきます。
※想定価格= 2,560円:仮条件決定前
9/5(木)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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