AiロボティクスのIPO評価と初値予想です。
Aiロボティクスの上場日は9/27(金)で、IPOの申し込みは9/10(火)からスタートします。
Aiロボティクスの概要
Aiロボティクスは、自社開発のAI自動分析システム「SELL(セル)」を活用し、D2Cブランド事業(スキンケア商品や美容家電を企画・開発・販売)を展開しています。
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会社名 | Aiロボティクス |
代表者 | 龍川 誠(39歳) |
所在地 | 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー35F |
設立 | 2016年 |
従業員数 | 26人 |
IPO調達資金使途 | 人材採用費、増員に伴う人件費 |
Aiロボティクスは2016年の設立で、2018年にAIシステム「SELL」を開発して「AIマーケティング事業」を開始しており、2022年にスキンケアブランドを展開する企業を買収して主力事業を「D2Cブランド事業」にシフトしています。
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D2Cブランド事業では、商品開発や需要予想・広告の運用やCRM施策等でAI自動分析システムの「SELL」を活用しています。
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D2Cブランド事業では、スキンケアブランド「Yunth」や、美容家電ブランド「Brighte」を主要ブランドとして、OEMで製造委託した商品をECを中心に販売しています。
「Yunth」商品ラインナップ
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主力ブランドである「Yunth」の商品は延べ約300万個以上(2024年7月現在)出荷しており、販売チャネルは「自社ECサイト」「ECモール」「店頭(ドラッグストア等の約6200店)」の3経路で、主力の自社ECサイト販売では定期購入サービスを中心に展開しています。
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事業系統図
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⇒ Aiロボティクスのビジネス(HP)
Aiロボティクスの業績推移
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AiロボティクスのIPO評価
Aiロボティクスの公開規模は想定価格の中間値計算で約24.8億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)は5社で254.82万株が残ります。
株主には幻冬舎代表の見城徹氏や作詞家の秋元康氏、NEXYZ.Group代表の近藤太香巳氏など著名人の名前も見参され(それぞれ約3.28%を保有)、既存株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かりますが、VCの残株や個人の保有残株の計394.06万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
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社名はもちろん、同社のHPや目論見書の「AIシステム」のアピールと、実際の事業の中身(化学業種の化粧品メーカー)には違和感を覚えますが、業績が非常に好調なのは事実であり、今期は100億円超の売上で約17億円もの利益を見込んでいます。
ただ、公開規模も軽くはなく、当選組の早売りが目立つSBI証券が主幹事であり、ロックアップ解除玉も多いのは気になるところです。
とりあえず幅のある想定価格から決定される仮条件を確認したいところであり、現時点での個人的評価は「C-」としておきます。
AiロボティクスIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | SBI証券 |
幹事証券 | 岡三証券 SMBC日興証券 大和証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 極東証券 松井証券 マネックス証券 SBIネオトレード証券(委託取り扱い決定!) 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
前受金不要でIPO抽選に参加できます
AiロボティクスのIPO初値予想
現時点での初値予想は2,000円としておきます。
※想定価格= 1,600円~1,670円@1,635円:仮条件決定前
9/6(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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