トヨコーのIPO評価と初値予想です。
トヨコーの上場日は3/28(金)で、IPOの申し込みは3/12(水)からスタートします。

トヨコーの概要
トヨコーは、3層の特殊な樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根に蘇らせる「SOSEI(ソセイ)」事業と、老朽化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで除去する「CoolLaser(クーレーザー)」の製造・販売を手掛けています。
会社名 | トヨコー |
代表者 | 豊沢 一晃(48歳) |
所在地 | 静岡県富士市青島町39 |
設立 | 1996年 |
従業員数 | 39人 |
IPO調達資金使途 | CoolLaser事業における応用開発、CoolLaser事業における新規拠点の設備投資、借入金返済 |
トヨコーは塗装防水工事業として1996年に静岡県静岡市で設立されました。
トヨコーの沿革
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2006年にトヨコーが独自に開発した「SOSEI工法」は、瞬間硬化する特殊な樹脂を老朽化した屋根上に3層に吹き付けて補強する工法で、工場の操業を停止することなく工事ができるほか、屋根を補強しながら断熱効果で冷房効率を上げることができます。
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「CoolLaser」は、光の力を使ってサビ・塗膜・有害物質を除去する高出力さび取り回転式レーザー施工装置で、主に建機レンタル会社や工事会社に販売しています。
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事業系統図
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セグメント別の売上と主な販売先
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⇒ トヨコーのHP
トヨコーの業績推移
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トヨコーのIPO評価
トヨコーの公開規模は想定価格ベースで約29.8億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されるほか、コモンズ投信が運用するファンドに2.0億円、横河ブリッジに1.0億円に相当する株式数を上限に親引けで割り当てる予定です。
上位株主には概ねロックアップが掛かっており(上場後180日・90日・制度ロックアップ含)、VC1社の残5万株に関しては公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されるほか、上場時に売却可能な株式が11.5万株あるようです。
トヨコーは静岡に本社を置く企業で一見地味な印象ですが、八潮での道路陥没以来インフラ整備関連銘柄が賑わっており、同社も何気に注目を集めそうです。
特にさび取り回転レーザー施工装置「CoolLaser」(2023年に市販モデルをリリース)の評価が高いようであり、今期は大幅な増収にで一気に黒字化する見込みであり、今後の成長余地は大きそうです。
軽いIPOではありませんが、親引けや海外への販売もあり、上場時の売り圧力も限定的なことから、現時点での個人的評価は「C」とします。
トヨコーIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 大和証券 みずほ証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
トヨコーのIPO初値予想
現時点での初値予想は1,000円とします。
※想定価格= 700円:仮条件決定前
3/11(火)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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