ASNOVA(アスノバ)のIPOは、公募価格の1,630円を約8%下回る1,499円の初値となりました。
また、同日の上場となったフルハシEPOは、公募価格の1,140円を約52%上回る1,733円の初値となっています。
ASNOVAは需給不安のある地方市場(名証ネクスト)への上場となりましたが、やはり朝方からヨワヨワの気配でした…。
ASNOVA(アスノバ)IPOの気配推移
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注目していたシンジケートカバーの玉は今回も投入されないまま場が開いてしまい、9時には初値合致点が低いまま約3万株弱の売り越しでスタートしています。
その後は3分おきに40円ずつ気配表示が下方に更新され、9時9分に基準価格が1,510円(あと一回更新で引受価格を下回る水準)となったところで、ようやく引受価格近辺の1,499円にシンジケートカバーの玉が入りました。
9時10分時点
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9時9分過ぎに1万株、9時10分にもう1万株が追加され、その後追加されかのか確認できませんでしたが(MAXは3.33万株)、そのお陰でようやく9時11分に1,499円で初値形成となりました。
これは先日のノバックや年初のRecovery Internationalのケースとは若干異なりますが、売り気配スタートが確実視される状況でも、場が開くまで主幹事が動かなかったのは一緒ですね…。
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引受価格近辺でシンジケートカバーが入ったのはとりあえず良かったですが、個人的にはこれまでの一般的なパターン(場が開く前から徐々に投入)の方が好みですね。。
まあ、主幹事としては出来るだけ自然体にして自力での初値形成を促したいのかもしれませんが…。
もし今後こうしたパターンが一般化するなら、それはそれで皆が慣れれば上手く回る気もしますが、できれば今まで通りのパターンでお願いしたいところです。
ASNOVAの初値形成時の出来高は3.51万株で、売買代金は約0.5億円しかありませんでした。
ASNOVAのIPOは初値形成後も商いが増えず、その後も終日弱い展開となり、最後は1,300円で引けています。
ちなみに15時で東証が終えた後、15時30分の名証の大引けまで商いがありませんでした。。名証の存在意義って(><) むかしむかし「ヘラタイム」で盛り上がった時代が懐かしいです。
ASNOVAの最終的な出来高は、公開株数の255,300株に対してわずか85,700株、売買金額は約1.23億円で、VWAPは約@1,439.6円となってます。
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タグ :ASNOVA シンジケートカバー取引 初値結果
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