リガク・ホールディングスのIPO評価と初値予想です。
リガク・ホールディングスの上場日は10/25(金)で、IPOの申し込みは10/10(木)からスタートします。
⇒ リガク・ホールディングスIPOの上場承認!基礎情報と初値予想!

リガク・ホールディングスの概要
リガク・ホールディングスはX線技術等を用いた理化学機器の専門メーカーで、X線技術を中心とした最先端の分析ソリューションを様々な分野に提供しています。
X線を使うと、他の分析手法では難しい極めて小さなスケールで試料を破壊することなく「視る」ことができるため、リガクの高度な技術は様々な分野で必要とされています。
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リガク・ホールディングスは2020年に米投資会社のカーライルと当時リガク代表の志村晶氏が共同出資して設立した持ち株会社で、2021年に現中核事業子会社のリガクを買収。現在はカーライル系のファンドが約75.48%、志村晶氏が約21.08%を保有しています。
会社名 | リガク・ホールディングス |
代表者 | 川上 潤(61歳) |
所在地 | 東京都昭島市松原町3-9-12 |
設立 | 2020年 |
従業員数 | 127人(連結1,811人) |
IPO調達資金使途 | - |
リガクは1951年の創業から70年を超えるグループの歴史を通して、90か国を超える世界各国で事業を展開しています。X線回折装置(XRD)の国内シェアは約75%となっており、世界でもトップクラスのシェアで、2023年12月期の海外売上高比率はで約69%に達します。
事業区分は「多目的分析機器事業」「半導体プロセス・コントロール機器事業」「部品・サービス事業」の3つに分かれており、エンドマーケット別では、半導体・電子部品、アカデミア/ガバメント、サービスなど幅広い分野に強固な顧客基盤を築いています。
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⇒ リガク・ホールディングスについて(HP)
リガク・ホールディングスの業績推移
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リガク・ホールディングスのIPO評価
リガク・ホールディングスの公開規模は想定価格ベースで約1,260.7億円となり、米国や欧州を中心とした海外に半分の50%が販売される予定です。
筆頭株主はカーライル系のファンドで約75.48%、第2位は志村晶氏で約21.08%となっており、上場時にそれぞれ約4割を放出します。
既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
リガク・ホールディングスはグローバルに展開するX線分析・測定・検査機器のトップメーカーであり、事業規模も大きく足元の業績も堅調のようです。
東証プライムの上場なので機関投資家の積極参戦が期待されますが、外資系ファンドの100%出口案件ということで、個人投資家の警戒感は強そうです。
とりあえず機関投資家らの意見を反映した仮条件を確認したいところですが、海外への販売を考慮しても公開規模が大きいため、現時点での個人的評価は「D」とします。
リガク・ホールディングスIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 三菱UFJMS証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 大和証券 |
幹事証券 | みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 BofA証券 JPモルガンA証券 auカブコム証券(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
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リガク・ホールディングスのIPO初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺とします。
※想定価格= 1,230円:仮条件決定前
10/9(水)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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タグ :IPO評価 リガク・ホールディングス
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