キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)が改めてIPO(新規上場)承認されました。
キオクシアホールディングスIPOの上場日は12/18(水)で、上場市場は東証プライムとなります。
主幹事は、三菱や野村の国内5大証券+外資が共同で務め、IPOの申し込み期間(BB期間)は12/2(月)~12/6(金)となってます。
キオクシアは2020年にIPOを一度中止しており、その後も何度か噂がありながら今年の10月にも上場も見送りましたが、今回ようやく仕切り直しての上場になります。
ちなみに今回は、昨年10月に導入された新たな上場方式(S-1方式:東証の承認前に期間投資家の需要を探るやり方)を使って上場することになります。
キオクシアホールディングスの各種経営指標
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キオクシアホールディングスIPOの基礎情報
証券コード | 285A |
社名 | キオクシアホールディングス株式会社 |
業種 | 電気機器 |
事業内容 | メモリ及びSSD等関連製品の開発・製造・販売事業等を営むグループ会社の経営戦略策定及び管理 |
上場日 | 12/18(水) |
上場市場 | 東証プライム |
公募株数 | 21,562,500株 |
売出株数 | 50,380,100株
(国内:17,286,500株 海外:33,093,600株) |
OA | 10,791,300株 |
想定発行価格 | 1,390円 |
仮条件 | 12/2に決定 |
最低必要金額 | 13.9万円 |
吸収金額 | 1,150.0億円(想定価格で計算)
国内:690.0億円 海外:460.0億円 |
時価総額 | 7,493.0億円(想定価格で計算) |
BB期間 | 12/2~12/6 |
公募価格決定日 | 12/9 |
主幹事証券 | 三菱UFJMS証券
M・スタンレーMUFG証券 Bofa証券 みずほ証券 大和証券 |
幹事証券 | SBI証券 |
幹事団は前回と比べ外資に変更がありましたが、国内は引き続き5大証券が顔を揃えてます。
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
キオクシアグループは、世界最大級のフラッシュメモリ専業プレイヤーです。
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キオクシアホールディングスIPOの公開規模は、想定価格ベースで約1,150億円となります。
筆頭株主は東芝で総株数の約39.68%(210,300,000株)、HOYAが約3.06%(16,200,000株)保有しており、残りの大半はベインキャピタル系のファンド4社が保有しています。
キオクシアIPOは欧州及び米国を中心とする海外にも販売され、その比率は国内60%、海外40%となっており、国内だけで見ると約690億円となります。
今回のIPOで東芝は保有の約17.1%、ベインキャピタル系のファンドは4社計保有の約12.3%をIPO時に放出します。
前回(4年前)との主な違い(金額は想定価格ベース)
時価総額:2兆1346.9億円 ⇒7,493.0億円(約65%減)
想定価格:3,960円 ⇒ 1,390円(約65%減)
公開規模:3,782.5億円 ⇒ 1,150億円(約70%減)
公開株数:95,518,300株 ⇒ 82,733,900株(約13.4%減)
※公募株数は同じで売出株数のみ減少
海外比率:約65% ⇒ 約40%
幹事団:外資に変更あり
随分と思い切ったディスカウントをしてきました。形振り構わずといった感じなのか分かりませんが、先日報道された通り、時価総額は7,500億円まで圧縮されています。
半導体大手キオクシア、22日に東証が上場承認 時価総額7500億円程度=関係者 | ロイター
4年前は2兆円を超える時価総額を目指しましたが、仮条件が2,800円~3,500円と大幅に下振れ、最終的には中止となりました。当時もし上場を強行した場合の時価総額は、仮条件の下限価格で計算しても約1.5兆円になります。
そして今年の10月には時価総額1.5兆円のIPOを目指すも、投資家との面談で半分程度の額を求められたため、再び取りやめたとの報道でした。しかし、今回のIPOで計算した時価総額は結局7,500億円と半分になっています。
このディスカウントが吉と出るか凶と出るか分かりませんが、大注目の案件であることは間違いないので、予想会社の評価や仮条件を待ってジックリ考えたいと思います。
IPOの地合いや過密日程も気になるところですが、まずは落ち着いた仮条件になって欲しいですね。
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