Synspective(シンスペクティブ)のIPO評価と初値予想です。
Synspectiveの上場日は12/19(木)で、IPOの申し込みは12/4(水)からスタートします。
⇒ Synspective(シンスペクティブ)IPOの上場承認!基礎情報と初値予想!
Synspective(シンスペクティブ)の概要
Synspective(シンスペクティブ)は慶応義塾大学発の宇宙ベンチャーで、小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・製造・運用からSARデータの販売とソリューションを提供しています。
Synspectiveのビジネスモデル
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会社名 | Synspective(シンスペクティブ) |
代表者 | 新井 元行(46歳) |
所在地 | 東京都江東区三好3-10-3 |
設立 | 2018年 |
従業員数 | 45人(連結186人) |
IPO調達資金使途 | 設備資金、運転資金 |
Synspective(シンスペクティブ)は、2018年に当時慶応大大学院教授であった現顧問の白坂成功氏と代表取締役最高経営責任者(CEO)の新井元行氏で設立されました。
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Synspectiveは複数の人工衛星を連携させて一体的に運用するシステム(コンステレーション)形成のためのSAR衛星の開発力やデータの解析力が強みであり、取得されたデータは、災害・地政学・環境などのリスク管理に役立ちます。
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現在の売上の9割以上が官公庁向けで、日本政府との契約を起点に、海外の政府・民間セクターへグローバルに事業を展開しており、2024年には日本政府/パートナー企業と連携し、複数ヵ国で政府・民間契約を取得しています。
海外におけるビジネス展開(2024年10月現在)
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衛星の製造および打ち上げ計画
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Synspective(シンスペクティブ)の業績推移
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Synspective(シンスペクティブ)のIPO評価
Synspectiveの公開規模は想定価格ベースで約112.7億円となり、グローバルオファーで欧州や米国を中心とした海外にも約10.4億円(海外比率約9.24%:親引け分を除くと約30%)が販売されます。
また、三菱電機に60億円(上場後の筆頭株主)、ヒューリックに18億円に相当する株式を親引けで割り当てる予定です。
VC含む既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており(制度ロックアップ含む)、価格による解除条項はありません。
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公開規模は全体で約112.7億円と大きいですが、三菱電機等への親引けと海外販売分を考慮すると公開規模は約24.3億円まで圧縮され、上場時に余計な売り圧力もありません。
SynspectiveはJAXAや昨秋上場したQPS研究所と競い合う関係にあるようで、今春も内閣府から採択事業者として選定されています。
上場日の12/19(木)はdely(デリー)と同日の上場となりますが、過去の宇宙関連ベーンチャーIPOと同様に投資家の注目度は高いと思われ、現時点での個人的評価は「B」とします。
SynspectiveのIPO取り扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | みずほ証券 SBI証券 東海東京証券 三菱UFJMS証券 SMBC日興証券 大和証券 マネックス証券 楽天証券 アイザワ証券 auカブコム証券(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
Synspective(シンスペクティブ)のIPO初値予想
現時点での初値予想は920円とします。
※想定価格= 460円:仮条件決定前
12/3(火)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :IPO評価 Synspective
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