明日上場するリートIPOのさくら総合リート投資法人(3473)の初値予想最終版です。
昨年以降スポンサーのブランド力が弱いリートIPOは公募割れが続いている上、直近上場のIPOも元気がない状況なので厳しい展開が予想されます。
今年はリートIPOで危険を感じる銘柄でもブックしてきたWIN太郎ですが、今回のさくら総合リート投資法人(3473)はさすがに見送りました。
マリモ地方創生リート投資法人(3470)やスターアジア不動産投資法人(3468)では含み損を抱えており、先日の大江戸温泉リート投資法人(3472)では公募割れの初値で投げてますので…^^;
IPOさくら総合リート投資法人(3473)の公募価格
91,000円
公募価格は仮条件91,000円~92,000円の下限である91,000円で決定しました。仮条件が想定価格から大幅に引き下げられた上での下限決定ですから、いかに需要が無かったか判ります。大きく公募割れしたマリモ地方創生リート投資法人(3470)の時も下限価格での決定でした。
また、唯一の救いとなるOA(オーバーアロットメント)が実施されなかったのも痛いです。チェンジ(3962)のように最初から設定が無かったのではなく、予定していた上での不実施なので厳しいです。
さくら総合リート投資法人の目論見書訂正事項分3から抜粋
※クリックで拡大します
あのマリモ地方創生リート投資法人(3470)ですらOAは実施されましたからね…。いかにブックの需要状況が悪かったのか判ります。これによってさくら総合リート投資法人(3473)の公開規模は302億円となりました。
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IPOさくら総合リート投資法人(3473)の直前初値予想
77,000円
WIN太郎の初値予想は公募価格を約15%下回る77,000円とします。しかしOA分のシンジカバー取引もないので、もっと厳しい結果になる可能性もあります…。
最悪の場合は売り気配のまま初日値付かずという事態も?まがりなりにも配当があるリートなのでそこまでは行かないと思いますが、買いが入らなければ値は付かないので。。直近の実績を見ても予想以上に買いが入りませんでしたからね…。
とは言え、仮にそこまで行ったら利回りも大分上がるので、長い目で見れば面白いのではないかと思います。
もしそうなった場合、明日の気配値下限=68,300円・更新値幅=4,600円・更新時間=3分なので、僅か15分程で地獄絵図を見ることになります(怖)
売り気配のまま初日値付かずというというのは数年前にプロ向け市場である「TOKYO PRO Market」でありましたが、昔は一般の市場でも稀にありました。
記憶であるのは10年前名証セントレックスに上場したエフェクター細胞研究所ですね。あの時はライブドアの子会社であるライブドア証券がIPO初主幹事を務めて話題になりました。
さくら総合リート投資法人(3473)IPOの気配運用
さくら総合リート投資法人(3473)の初値決定前の気配運用については以下の通りです。
・気配上限= 209,300円(公募価格の2.3倍)
・気配下限= 68,300円(公募価格の0.75倍)
・更新時間= 10分毎(下限方向の場合は3分毎)
・更新値幅= 4,600円
※注文受付の範囲は22,750円~364,000円です。
リートIPOなので大手予想会社の初値予想はありません。
主幹事の引受価格は87,815円となっています。
ホルダーの方には非常に申し訳ないのですが、個人的には「大きく公募割れ」してもらい、今後のリートIPOの在り方を見直すきっかけになれば、と思っています。
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タグ :さくら総合リート投資法人 初値予想
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