ウェルネス・コミュニケーションズのIPO評価と初値予想です。
ウェルネス・コミュニケーションズの上場日は6/23(月)で、IPOの申し込みは6/5(木)からスタートします。
⇒ ウェルネス・コミュニケーションズIPOの上場承認!IPO基礎情報と初値予想!
ウェルネス・コミュニケーションズは2022年6月に一度IPOを中止しており、今回は仕切り直しての上場です。

ウェルネス・コミュニケーションズの概要
ウェルネス・コミュニケーションズは、健康管理SaaS等を用いたヘルスデータプラットフォームとソリューション事業を手掛けており、健診ソリューション事業では「ネットワーク健康診断サービス」、健康管理クラウド事業では健康管理システム「Growbase」を展開しています。
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会社名 | ウェルネス・コミュニケーションズ |
代表者 | 松田 泰秀(50歳) |
所在地 | 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル14階 |
設立 | 2006年 |
従業員数 | 121人 |
IPO調達資金使途 | システム開発費、人材採用・採用経費、システム利用費 |
同社は2003年の伊藤忠商事の社内ベンチャー制度でスタートし、2006年に伊藤忠商事の100%出資でウェルネス・コミュニケーションズが設立され、現在はSOMPOホールディングス(8630)の持ち分法適用関連会社となっています。
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ネットワーク健康診断サービスでは、企業や健康保険組合が行う健康診断の各種工程(医療機関との契約締結・健診予約・精算代行・結果のデータ化等)を一括で受注しています。これにより、顧客は当社と業務提携している全国2164件の医療機関と個別に契約することなく、医療機関を選択することができます。
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また、基幹システムに紐づけた健康診断のソリューションプラットフォーム「i-Wellness」を用意しており、受診者や顧客の担当者は予約や受診のスケジュールや結果を確認することができます。
健康管理クラウド事業では、企業(人事部・産業保健スタッフ)や企業と連携し、従業員などの健康増進を効率的・効果的にする一部健康保険組合向けのSaaS型健康管理クラウドサービス「Growbase」を展開しています。
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⇒ ウェルネス・コミュニケーションズのサービス(HP)
ウェルネス・コミュニケーションズの業績
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ウェルネス・コミュニケーションズのIPO評価
ウェルネス・コミュニケーションズの公開規模は想定価格ベースで42.3億円となり、ファンドが223.3.万株(約37.94%:想定価格で約54.7億円分)を保有しています。
上場時に筆頭株主のSOMPOホールディングス(8630)が保有の約20%、ファンドが保有の約10%を放出し、上場後もSOMPOホールディングスの持ち分法適用関連会社となります。
既存株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
IPOの申し込みは前受金不要です!
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2022年は地合いの悪化を受けてIPOを中止しましたが、同社はその後も順調に業績を拡大させています。
ウェルネス・コミュニケーションズの事業はストック型のSaaSビジネスで契約継続利用率も平約99.7%と高く、今後も安定的な成長が期待できそうです。
今回の上場では海外への販売や親引け(この3年の間に当初の親引け予定先だったベルシステムや伊藤忠テクノには株式を譲渡済)はありませんが、売出し株数の削減で公開規模は前回より約35%圧縮されています。
軽いIPOではないことから上値は重いかもしれませんが、SaaS株のIPOでシッカリとした成長が見込めそうなため、現時点での個人的評価は「C」とします。
ウェルネス・コミュニケーションズIPOの基礎情報
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | SBI証券 みずほ証券 岩井コスモ証券 松井証券 東海東京証券 DMM株(委託?) |
ウェルネス・コミュニケーションズのIPO初値予想
現時点での初値予想は3,120円とします。
※想定価格= 2,450円:仮条件決定前
6/3(火)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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