先日やっと2016年のIPO第一号であるはてな(3930)が発表されたのですが、何やらはてなのIPOに懐疑的な記事を見かけたのでまとめておきます。
最初はライブドアニューストピックで見かけたのですが、ソースは株式会社The Startup代表取締役である梅木雄平さんのサイト:はてなの上場承認に?(はてな)でした。
筆者の梅木雄平さんは、スタートアップ投資M&A支援を営んでいる企業の代表であり、企業のスタートアップサービスやネット業界などの考察をする「プロ」の一人です。個人的な好き嫌いで書いている訳ではなく、冷静に目論見書も確認しながら記事を書かれています。
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要点を列挙すると
・はてなの「はてぶ」はオワコンのサービスだと思っていた。
・想定公募時時価総額20億切りは小さ過ぎる。企業としての成長性を主幹事に評価されていない証拠。
・経営コンサルタントで非常勤取締役の梅田望夫さんが持ち株の半数以上(12万株中8万株)を売却する。梅田望夫さんにとっては上場=ゴール案件だと認識しているのではないかと推測。
・幹事団に野村と大和のツートップが絡んでないのは珍しい(主幹事はSMBC日興証券)
・ユーザーとしての価値観でははてなの会員は2chをロムってる人たちとほぼ同様。生産性がない人たち=ゴミユーザーの認識。
・ゴミユーザーの多いはてなは社会的に良いサービスであるとは言い切れず、ユーザー数は伸びていても低いPERをつけられる(将来への期待がない)のではないか。
・明らかに上場申請のタイミングを間違えた銘柄。もっと早く(2009年以前)に上場しておけば高い評価になったはず。
・投機的な銘柄として上場当初は売買が増えるかもしれないが、すぐに流動性がなくなり停滞すると推測。
・ユーザー数自体は伸びているが利益率は下がっている。2015年は持ち直しているので、行くなら今しかない、という上場ではないか?
・VC(ベンチャーキャピタル)が無く圧力もないはずのに、何故このタイミングか。近藤社長がキャピタルゲイン欲しくなったのかも。
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いやー、本当に辛辣な評価ですね。逆に気持ち良いくらいバッサリと言い切ってます^^;
初値が大きく公募割れした時など、後付けであーだこーだと記事になるケースはよくありますが、上場前の、しかもこんなに早いタイミング(上場承認の夜中)に出てくるのも珍しいです。
正直、やっと出てきたIPOに水を差してほしくはありませんが、こうした見方もあるという意味では参考になります。
個人的に同調できる部分もあれば、?と思うところもあります。少なくとも幹事団に野村と大和が入らないのは特に珍しい事ではないですね。
WIN太郎が思うに、梅木雄平さんは仕事柄「もっと早く上場しとけば良かったのに」という思いが強いだけで、あとは「はてなの上場承認に?(はてな) 」というダジャレを言いたかっただけじゃないかと思います(笑)
ですので、WIN太郎のはてな(3930)のIPOに対する評価は特に変更ありません。新年一発目の小型IPOでVCなし、という好条件ですので、初値高騰はゆるぎないと思っています^^
はてな(3930)の主幹事はSMBC日興証券で、IPO投資で必須のSBI証券やマネックス証券も幹事団に入っています。まだ口座をお持ちでない方は、今からでも間に合うので必ず開設しておきましょう!
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