LINE(3938)の正式な上場の発表はテレビのニュースや新聞でも一斉に報道され、LINEの上場に対する関心の高さが伺えました。
しかしながら、予想ではもう少し大きく扱われると思っていたので、ちょっと拍子抜け感もあります。まあ、アホらしい芸能ニュースや都知事の問題、さらにはイギリスのEU離脱懸念で市場も大荒れだったので、仕方ないのかもしれません。
個人的には、LINEの人気や相場的にも上場するなら昨年がベストだったような気もします…。
LINEのIPOの詳細が判明したところで、WIN太郎が事前に想定していたのと違う点もあったので、今日は気になる点をまとめてみました。
公開規模が予想以上に小さい!
事前の報道では30億ドル(3千億)規模の資金調達と言われていたので、公開規模が1,127億円(国内に限れば418.6億円)しかなかったのは驚きでした。昨年の日本郵政3グループの時は3社合計で1.4兆円もあり、中でも大人気で獲得が困難だったかんぽ生命(7181)の公開規模が1,452億だったので、LINEの公開はかんぽ生命(7181)の3割にも満たない規模です(国内配分ベース)。
株数が少なくて需給が良くなるのは株価的にプラスですが、複数当選を狙う側からみると厳しそうです…。ちなみにWIN太郎は、かんぽ生命(7181)を全力で取りに行っても800株しか取れませんでした…。となると、LINE(3938)は取れても数百株か?(TT)
LINEの純損益は赤字だった!
これは個人的に一番ビックリでしました^^;LINE(3938)はこれまで非上場だったので詳細な財務状況も非公開でしたが、今回の上場申請で2015年のLINEの純損益が79億円の損失だったことが判明しました。昨年に買収した音楽ストリーミング事業の買収での損失118億円が響いたそうですが、それでも意外な結果でした。
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日米同時上場と言いながらアメリカで先に初値が付く!
日本やアジアでは圧倒的な人気と知名度を誇るLINEアプリですが、正直言って米国では殆ど知られていません。アメリカではあのフェイスブックが2兆円で買収したメッセージアプリのWhatsApp(ワッツアップ)が人気で、月間アクティブユーザーは世界で10億人を突破しています。実にLINEの5倍近いレベルです…。
さらに次点はフェイスブック自体のFacebook Messengerが8億強、中国のQQやWeChatもそれぞれ8億、6.5億と続きます。中国は元々の人口が多いだけでなく、LINEやFacebookが使えないと言う事情もありますが、数的には圧倒的に負けています。
という事で、日本やアジアの一部では大人気のLINEですが、世界的に見ると7番手の扱いで、米国での知名度も高くありません。そんな中での日米同時上場であり、しかもアメリカの上場が7/14日で日本より一足早く値がついてしまうと言うのは、辛いところです。
そもそもアメリカのIPOは初値から値が跳ぶようなことは稀であり、穏健な初値からスタートすることが多いです。となると、一度アメリカで値が付いてしまうと、日本もその値段に鞘寄せしてスタートする可能性もあるので、初値高騰を期待するのは酷かもしれません。だとすれば、翌15日の日本の初値は落ち着いたものとなり、その後値が吹いて逆にアメリカの株価を引っ張るのかもしれません。なので初値予想は非常に難しいですね…。
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過去記事:LINE株のIPO(上場)について その2
過去記事:LINE(ライン)のIPO上場承認と初値予想
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