アクセルスペースホールディングスのIPO評価と初値予想です。
アクセルスペースホールディングスの上場日は8/13(水)で、IPOの申し込みは7/28(月)からスタートします。
⇒ アクセルスペースホールディングスIPOの上場承認!IPO基礎情報と初値予想!

アクセルスペースホールディングスの概要
アクセルスペースホールディングスは、小型衛星の打ち上げ機の手配や許認可の取得等の非技術的な手続きも含めて小型衛星プロジェクトの開発・運用サービス(AxelLiner事業)のほか、自社で保有・運用する光学地球観測衛星コンステレーションが取得した画像データを販売、又はそれらの画像を加工・分析して情報を抽出し、ソリューションとしてサービスを提供(AxelGlobe事業)しています。
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会社名 | アクセルスペースホールディングス |
代表者 | 中村 友哉(45歳) |
所在地 | 東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号Clipニホンバシビル |
設立 | 2020年 |
従業員数 | 32人 |
IPO調達資金使途 | 衛星の設備資金、マーケティング費用、採用費 |
アクセルスペースは2008年に東大と東工大(現:東京科学大学)発で設立された小型衛星ベンチャーで、2020年に現在のホールディングス体制となりました。
主力であるAxelLiner事業では、顧客向け小型衛星プロジェクトの開発・製造・打ち上げ・運用を提供し、これまでに「WNISAT-1」「ほどよし1号機」「WNISAT-1R」「RAPIS-1」等の開発を手掛けており、現在の主要顧客は政府系機関で同事業の売上の約95%を占めています。
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AxelGlobe事業では、グループが運用する光学観測衛星で撮影した画像データを販売及び衛星画像を使ったサービスを提供しており、現在5機の「GRUS-1」により世界中の地点の衛星データを高頻度かつ安価に提供ができることを最大の強みとしています。
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2026年には「GRUS-3」7機の打ち上げを予定しており、これによって自社運用の衛星コンステレーションは10機以上の体制に増強し、広範囲を高頻度に観測することが可能となります。
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AxelGlobe事業の2024年5月期の売上高は、政府系機関が約345、民間企業が約66%となっています。
⇒ アクセルスペースホールディングスのサービス(HP)
アクセルスペースホールディングスの業績推移
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アクセルスペースホールディングスのIPO評価
アクセルスペースホールディングスの公開規模は想定価格で約57.5億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されます。
また、UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド投組に8億円、JICVGIオポチュニティファンド1号投組に5億円、NVCC9号投組に2億円、リアルテックグロースファンド1号投組に2億円、M2投組に1.5億円、リバネスに0.5億円、グループ従業員持株会に1億円に相当する株式数(計20億円相当)を上限に親引け販売する予定です。
既存株主には180日・90日のロックアップが掛かっており、VC14社を含む21の法人と個人の合計2,039.1万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
VCが多いのは気になるものの(公開株数の約1.2倍)、上場時の売出しはゼロであり、今回の親引けで出資するVCも多くあります。
ロックアップ解除ラインは意識されそうですが、既存VCの約半数(10社で計1097.74万株)への割当価格は568.5円と高いことから、ロックアップ解除で売却に動く向きはある程度限られそうです。
アクセルスペースホールディングスはまだ赤字ながらも政府系を中心に売上を伸ばしており、テーマ性も強く単価も安いことから、現時点での個人的評価は「C」とします。
アクセルスペースホールディングスIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 大和証券 SBI証券 みずほ証券 東海東京証券 極東証券 DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
アクセルスペースホールディングスIPO初値予想
現時点での初値予想は545円としておきます。
※想定価格= 345円:仮条件決定前
8725(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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