ブレインズテクノロジーのIPO評価と初値予想です。
ブレインズテクノロジーの上場日は7/28(月)で、IPOの申し込みは7/9(金)からスタートします。
ブレインズテクノロジーの事業概要
ブレインズテクノロジーは、企業がデジタル技術による業務やビジネスの変革(DX)を加速するためのAI(人工知能)を実装する、エンタープライズAIソフトウェア事業を展開している企業です。
ブレインズテクノロジーは2008年の設立で、「Impulse」(異常検知ソリューション)や「Neuron Enterprise Search」(企業内検索エンジン)で、AI・機械学習を活用したデータ検索、データ分析製品・サービスの開発等を手掛けています。
事業系統図
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異常検知ソリューションの「Impulse」はデータ分析を行うためのソフトウェアで、製造業等で設備の故障検知の仕組みを作る等の用途での利用例があります。
「Impulse」は企業活動に係る複雑で膨大なデータ(機器データ、センサーデータ、動画像データ等)を収集し、加工、整理、モデル構築、モデル運用に至る、AI分析の一連のプロセスをサポートします。
「Impulse」は2014年に製品提供を開始し、「異常検知モデル構築装置、異常検知モデル構築方法及びプログラム」にて特許取得しており、製造業・建設業・IT業を中心に21,000を越える機器学習のモデル運用を支えています。
Impulseは予兆検知ソリューション市場の解析サービス部門で2年連続1位を獲得しています。
「Impulse」の主な利用シーン
企業内検索エンジンの「Neuron Enterprise Search」は、企業内のファイルサーバやポータル、オンラインストレージ等に保存されている膨大な文書やデータを、横断的に一括検索を可能にするソフトウェアです。
「Neuron Enterprise Search」は、2012年に大容量データを迅速に検索したいというお客様の声から生まれ、造業・建設業・IT業を中心に、多くのビジネスパートナー企業と提携してサービスを提供しています。
Neuron Enterprise Searchの主な利用シーン
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Neuron ESはエンタープライズサーチ分野の「ITトレンド年間ランキング」で4年連続1位を獲得しています。
ブレインズテクノロジーの業績推移
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ブレインズテクノロジーのIPO評価
ブレインズテクノロジーはソフトウェアに係る売上を意識した事業推進を進めており、2020年7月度のソフトウェア売上比率は59%で、そのうちストック売上となる利用料と保守ライセンス料の売上比率は34%となっています。
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まだ事業規模は小さいものの、ブレインズテクノロジーはライセンス販売数も着実に伸長しており、成長と安定を同時に見込める事業モデルで営業利益率も拡大していることから、今後の成長が期待できそうです。
ブレインズテクノロジーIPOの公開規模は想定価格ベースで約15.4億円で、VCは3社で計75万株が残ります。
既存株主には上場後180日(VCは90日)のロックアップが掛かっており、VC保有の75万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
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7月後半もIPOが続きプチラッシュとなりますが、何れのIPOも単独上場なのでスケジュール面も悪くありません。
公開株数の約8割あるVC玉は意識されそうですが、業績好調のAI(人工知能)関連として人気化すると思われます。
現時点での個人的評価は「B+」とし、高めの初値が望めるIPOと見ています。
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ブレインズテクノロジーIPOの取扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 野村證券 みずほ証券 いちよし証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 DMM株(委託?) |
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ブレインズテクノロジーIPOの初値予想
現時点での初値予想は3,500円とします。
※想定価格=1,630円:仮条件決定前
7/8(木)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :IPO評価 ブレインズテクノロジー
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