ペイロールのIPO評価と初値予想です。
ペイロールの上場日は6/22(火)で、IPOの申し込みは6/3(木)からスタートします。
ペイロール(PAYROLL)の事業概要
ペイロールは、給与計算業務等のアウトソーシング(BPO)事業を展開しています。
ペイロールのアウトソーシングサービスは、給与・定期賞与計算はもちろん、年末調整補助業務や地方税特別徴収補助などの季節性業務、身上異動等の人事関連業務、従業員や各拠点との直接対応など、給与計算に関わる様々な周辺業務をサポートする「フルスコープ型アウトソーシング」です。
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2020年3月実績での給与計算処理実績人数は98万人まで増加しており、約97.8%のリテンション率でストック型の事業モデルとなっています。
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ペイロールはフルスコープ型アウトソーシングサービスのノウハウを活かして、マイナンバー管理サービスも手掛けています。
また、クラウドベースのウェブサービス「e-payサービス」を提供しており、顧客企業の従業員はパソコンから各種申請・承認やリアルタイムの勤怠管理機能、明細情報を過去情報までさかのぼって閲覧できる機能を使うことができます。
ペイロールの具体的なサービス
事業系統図
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ペイロール(PAYROLL)の業績推移
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ペイロールのIPO評価
事業的に目新しさはないものの、ペイロールは多くの大手企業を顧客として着実に事業を拡大させており、ストック型のビジネスという点で業績も安定感があります。
しかしながら、ペイロールのIPOはファンドの出口案件であり、100億円を越える公開規模でIPOラッシュにも重なる点は気になるところですね。
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ペイロールIPOの公開規模は想定価格ベースで約108.5億となり、このIPOラッシュではリートを除くと最大です。
売出し株数を上限として、欧州及びアジアを中心とした海外市場(米国及びカナダを除く)に販売される予定ですが、総株数の約85.3%を計6本のVCファンドが保有しており、上場後も約798.4万株(約44.6%)が残ります。
ただ、VC含む既存株主には上場後90日・180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
それにしても、6/22(火曜日)はIPOラッシュの初日となり、いきなりの4社同時上場から翌日は3社同時上場、その翌日にはまた4社同時上場と厳しい日程になってしまったのは残念ですね。
中でも22日は公開規模が大きいIPOが揃っており、この状況だとさすがにキツイ印象です。。
仮条件や海外での需要も気になるところですが、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
ペイロールIPOの基礎情報
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 東海東京証券 岡地証券 SBI証券 いちよし証券 DMM株(委託?) |
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ペイロールIPOの初値予想
現時点での初値予想は公募価格近辺とします。
※想定価格=1,380円:仮条件決定前
6/1(火)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :ペイロール IPO評価
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