パワーエックスのIPO評価と初値予想です。
パワーエックスの上場日は12/19(金)で、IPOの申し込みは12/3(水)からスタートします。

⇒ パワーエックスIPOの上場承認!IPO基礎情報と初値予想!
パワーエックスの概要
パワーエックスは、大型蓄電池の製造・販売、EVチャージステーションの展開、船舶用蓄電池システムの開発・製造、再生可能エネルギー等の電力供給を手掛けています。
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| 会社名 | パワーエックス |
| 代表者 | 伊藤 正裕(42歳) |
| 所在地 | 本社工場:岡山県玉野市田井6-9-1 東京オフィス:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー 43階 |
| 設立 | 2021年 |
| 従業員数 | 164人(連結180人) |
| IPO調達資金使途 | 研究開発費、オフィス移転資金、工場建設資金 |
パワーエックスは、ZOZOで最高執行責任者を務めた伊藤正裕氏が(現取締役兼代表執行役社長CEO)2021年に創業しています。
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日本のエネルギー需給率は12.6%(2022年時点)と低く、海外への依存が続く中、パワーエックスは「日本のエネルギー需給率の向上を実現する」をミッションとして、事業を展開しています。
一目でわかるパワーエックス
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パワーエックスはBESS事業、EVCS事業、電力事業の3事業を展開しており、BESS事業を主力としています。
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今後電力の安定化に不可欠な調整力に対する需要は増加する見通しで、パワーエックスは今後15年でBESS市場は10倍以上になると見込んでいます。
BESSの市場環境
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⇒ パワーエックスの会社概要(HP)
パワーエックスの業績推移
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パワーエックスのIPO評価
パワーエックスの公開規模は想定価格で約115.8億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されます。
MY Asian Opportunities Master Fund(35.3万株)を除く上位株主には180日のロックアップが掛かっています(制度ロックアップ含む)。
また、新株予約権で上場時に行使期間入りしている株数が553.9万株ありますが、その多くは代表含む経営陣で、その一部と新株予約権者85名には180日のロックアップが掛かっています
↓抽選後期型の岩井コスモ証券↓
パワーエックスは国策でもある「エネルギー自給率の向上の実現」をミッションとし、まだ若い企業ながら蓄電型発電所をはじめとする大型蓄電システムの製造で急成長しています(現時点の受注残400億円以上)。
また、代表の伊藤正裕氏はZOZOの前取締役COOで伊藤ハムの創業者の孫でもあり、パワーエックスの株主には世界の王貞治氏が名を連ねるなど、話題性もありそうです。
一方、赤字上場である点や新株予約権の多さに加え、売出しも多めで上場時に保有の全株を放出する一部の株主(三井物産・東京センチュリー・脱炭素支援機構)もあるほか(※売出しゼロや一部売却の大企業の方が多いです)、国策事業だけに競合も多そうなのも気になるところです。
パワーエックスは期待要素も不安要素も多々あることから判断がが難しく、とりあえず機関投資家ら意見を反映した仮条件を待つことにします。
現時点での個人的評価は「D」としておきます。
パワーエックスIPOの取り扱い証券
| 主幹事証券 | 三菱UFJMS証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 SMBC日興証券 |
| 幹事証券 | 野村證券 みずほ証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 中銀証券 岡三証券 岩井コスモ証券 三菱UFJ eスマート証券(委託?) 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
パワーエックスのIPO初値予想
現時点での初値予想は1,250円としておきます。
※想定価格= 1,200円:仮条件決定前
12/3(水)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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