室町ケミカルのIPO評価と初値予想です。
室町ケミカルの上場日は2/26(金)で、IPOの申し込みは2/8(月)からスタートします。
室町ケミカルの事業概要
室町ケミカルは、医薬品事業・化学品事業・健康食品事業を展開しており、前期の売上構成比では医薬品事業が全体の約48.5%を占めています。
主力の医薬品事業では、 原薬(医薬品の有効成分)の販売・製造を主に行っており、中国・インド・オランダなどの原薬メーカーから国内の製薬会社や医療品商社の求める原薬を調達するほか、自社で原薬合成、原薬の異物除去や精製などの加工を行い販売しています。
また、自社内で日本薬局方に基づいた試験・分析ができる体制も持っており、原薬の輸入・製造・加工・分析・試験と、原薬のトータルサービスを提供しています。
医薬品製造・加工の特徴
化学品事業では、液体処理関連製品の販売・加工を主に行っており、主力製品は純水製造などの液体精製や金属回収などに使われるイオン交換樹脂及び分離膜です。
イオン交換樹脂・分離膜提供、水処理薬品提供、装置設計・施工・メンテナンス、各種加工から再生処理までをトータルサポートしています。
イオン交換樹脂再生設備
健康食品事業では、主にスティックゼリータイプの健康食品などを企画・製造しています。
健康食品の通信販売を行う会社や健康食品メーカーなどからの受託製造を中心に、商品設計から関わるODMが大多数を占めています。
室町ケミカルの事業系統図
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室町ケミカルの業績推移
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室町ケミカルのIPO評価
IPOとして地味な印象は拭えませんが、個人的には需給面の優位性からそれなりに期待できそうな印象です。
室町ケミカルは事業規模が小さい上に今期も減収の見込みですが、経常利益は今期も増益の予定となっています。
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公開規模は想定価格ベースで約13.0億円で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
既存株主には上場後90日のロックアップが掛かっており、価格に依る解除条項はありません。
2/26(金)はcoly(コリー)と同日の上場で、前日上場のアピリッツの初値持越しも濃厚なので、当日は3社で競合する形になりそうですね。
最も地味な室町ケミカルは資金分散で埋もれてしまう可能性は高いですが、現時点での個人的評価は「C」とし、堅調な初値を形成できるIPOと見ています。
室町ケミカルIPOの基礎情報
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室町ケミカルIPOの初値予想
現時点での室町ケミカルの初値予想は1,100円とします。
※想定価格=770円:仮条件決定前
2/4(木)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
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