ティムスのIPO評価と初値予想です。
ティムスの上場日は11/22(火)で、IPOの申し込みは11/7(月)からスタートします。
ティムスの概要
ティムスは、東京農工大発酵学研究室(蓮見恵司教授)の研究を実用化することを目的に、2005年に設立された創薬バイオベンチャーです。
基本的な事業モデルは、ティムスが研究段階から早期臨床段階までを行い、後期臨床段階からは国内外の製薬会社と提携して開発製造販売権をを付与し、提携製薬会社から開発一時金(マイルストーン)及びロイヤリティ収入等を得るものです。
また、新刊分野によっては、ティムスが後期臨床段階及び承認取得、さらには販売まで手掛けることも視野に入れています。
ティムスは、急性期脳梗塞や急性腎障害などを対象とした医薬品の研究・開発を行っており、主な開発パイプラインは以下の通りです。
ティムスの主な開発パイプライン
パイプライン筆頭の「TMS-007」は急性期脳梗塞を対象とするもので、脳梗塞を含む脳卒中は世界の死亡原因第2位であり、今後も世界的に急性期脳梗塞の患者数と治療薬市場は増加することが予想されています。
AIS(急性虚血性脳卒中)患者数
⇒ ティムスの事業内容(HP)
ティムスの業績推移
※クリックで拡大します
ティムスIPOの評価
ティムスは2018年6月に米製薬大手のバイオジェン社とオプション契約を締結しており(2018年6月に契約金・2021年にオプション行使権を行使)、今後は最大3億3,500万ドル(約500億円)のマイルストーンと、製品売上高に応じてロイヤルティーを受領する可能性があります。
米国バイオジェン社とのオプション契約の概要
ティムスの公開規模は想定価格ベースで約28.7億円となり、約半分が米国、欧州及びアジアを中心とする海外に販売される予定です。
VCは合計で約2,518.2万株が残りますが、VC含む既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
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予想会社によると脳梗塞系バイオベンチャーは高く評価される傾向にあるとのことで、同社の手掛ける同パイプラインの優位性もそれなりにあるようです。
バイオジェン社とのオプション契約が多額であるのも、その辺りに起因しているものと思われます。
また、VCは多いですが上場時の放出は僅か(各社1%強)でオファーリングレシオも低く抑えられており、公開規模も大きくない中で米国含むグローバルオファーもあることから、需給不安も乏しいとしています。
個人的にはよくわからない案件なので素直に予想会社の見立てに乗るつもりですが、とりあえず海外含む機関投資家の評価を加味した仮条件を待ちたいと思います。
現時点での個人的評価は「D+」としておきます。
ティムスIPOの基礎情報
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ティムスIPOの初値予想
現時点での初値予想は750円とします。
※想定価格=670円:仮条件決定前
11/4(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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