ヌーラボのIPO評価と初値予想です。
ヌーラボの上場日は6/28(火)で、IPOの申し込みは6/13(月)からスタートします。
ヌーラボの概要
ヌーラボは2004年の設立で、チームのコラボレーションを促進するクラウドサービスを開発・提供している企業です。
ヌーラボは福岡に本社を置き、日本(福岡・東京・京都)、アメリカ、オランダ、シンガポールに6つの拠点を構えています。
ヌーラボの主力である「Backlog」は、チームで協力しながら作業を進めるためのコラボレーション型プロジェクト管理ツールであり、主にSaaS型で提供しています。
※クリックで拡大します
「Backlog」の用途は多岐にわたり、ウェブ制作、ソフトウェア開発、大手広告代理店、全国版新聞社など様々な業種で使われています。
※クリックで拡大します
導入企業例
※クリックで拡大します
ヌーラボでは、ビジュアルコラボレーションツールの「Cacoo」やビジネスチャットツールの「Typetalk」のほか、ヌーラボ製品のセキュリティとガバナンスを強化する「Nulab Pass」を手掛けています。
ヌーラボの業績推移
※クリックで拡大します
ヌーラボIPOの評価
ヌーラボの売上の9割以上を「Backlog」が占めており、有料契約数は、Backlog:11,534件、Cacoo:5,963件、Typetalk:156件、Nulab:11件で、計17,664件(22年3月末時点)となっています。
ヌーラボの公開規模は想定価格ベースで約47.5億円となり、一部は欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売される予定です。
VC(ベンチャーキャピタル)は5社で約87.57万株を保有していますが、上場時の放出はありません。
VC含む既存株主には上場後360日・180日のロックアップが掛かっており、VC保有の約87.57万株に関しては、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。
IPOの申し込みは前受金不要です!
⇒ フル板が最強!
同社主力の「Backlog」は主にSaaS型で提供されており、昨年までなら普通に人気化したIPOと思われます。
ただ、現在はグロース市場の下落でSaaS株も低迷しており、黒字化済のSaaS株でも以前ほどの人気は望めません。
ヌーラボは海外販売があるとは言え公開規模は大きめであり、当日は人気化しそうなM&A総合研究所と同日上場となるため、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
ヌーラボIPOの取扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | マネックス証券 西日本シティTT証券 SBI証券 DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
ヌーラボIPOの初値予想
現時点での初値予想は2,200円とします。
※想定価格= 2,130円:仮条件決定前
6/10(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
IPO新規公開株ブログランキング
↓100%完全抽選のマネックス証券↓
コメントフォーム