FIXERのIPO評価と初値予想です。
FIXER(フィクサー)の上場日は10/6(木)で、IPOの申し込みは9/16(金)からスタートします。
FIXERの事業概要
FIXER(フィクサー)は、マイクロソフトのクラウドコンピューティングサービス「Microsoft Azure」に特化したクラウドインテグレーター(CIer)です。
FIXER(フィクサー)は、クラウドに特化した情報システムの設計・構築・運用等の全工程をサービスとして提供しており、プロジェク型トサービス(新規システム開発や既存システムのクラウド移行)やクラウドサービスのリセールのほか、保守・運用のマネージドサービスやSaaSでの事業も展開しています。
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プロジェクト型サービス事業は、顧客の要望に基づき、プロジェクト型で新規システム開発やクラウド移行を実施するサービスで、政府・自治体・金融機関での構築実績を有しています。
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リセール事業では、Microsoft Azure等のパブリッククラウドや、Microsoft365およびMicrosoft Power Platform等のライセンスを販売しています。
マネージドサービス事業では、一般的なクラウド運用サービスに加え、マイクロソフトやAWS等が提供する最新の監視ソフトによる細やかな監視を実施し、オプションでセキュリティ監視や24時間365日の障害対応も提供しています。
SaaS事業では、マネージドサービスで培ったツールやソフトを汎用化し、現在は自動架電/SMS送信およびメタバースをSaaSで提供しています。
2022年8月期は、厚生労働省の新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム「HER-SYS(ハーシス)」での自動架電サービス売上が急増しました。
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FIXERの業績推移と今期の業績予想
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2022年8月期及び2023年8月期の業績予想
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⇒ 2022年8月期および2023年8月期の業績予想について
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FIXER(フィクサー)のIPO評価
FIXER(フィクサー)の各事業別の売上推移は以下の通りです。
なお、2022年8月期第3四半期時点の厚生労働省のコロナ感染者情報把握管理システム「HER-SYS(ハーシス)」向け売上は、全体の約70.4%を占めています。
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FIXER(フィクサー)公開規模は想定価格ベースで約29.4億円で、VC(ベンチャーキャピタル)は2社で計72.18万株を保有しています。
VCを含む既存株主には上場後90日のロックアップが掛かっており(従業員持ち株会は180日)、価格による解除条項はありません。
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2022年8月期は「HER-SYS(ハーシス)」における特需が大きく、今後は感染者の全数把握の終了も予想される中、今期は自動架電サービスの減少を見据えて大幅な減収減益(約3割)を見込んでいますが、一方で、2022年9月には大型クラウド移行案件の売上計上も予定されています。
今期の業績のブレは大きくなりそうですが、基本的には需要の多い業績堅調なCIerであり、ハーシスでの実績を武器に今後の成長も期待できそうです。
9/15(木)に決定する仮条件は気になるところですが、現時点での個人的評価は「B」とし、高めの初値が期待できるとみています。
FIXER(フィクサー)のIPO取扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 LINE証券(委託取扱い決定!) SBIネオトレード証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
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FIXER(フィクサー)IPOの初値予想
現時点での初値予想は2,000円とします。
※想定価格= 1,280円:仮条件決定前
9/15(木)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
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