ELEMENTS(エレメンツ)のIPO評価と初値予想です。
ELEMENTSの上場日は12/27(火)で、IPOの申し込みは12/12(月)からスタートします。
ELEMENTSの事業概要
ELEMENTSは、生体認証・画像解析・機械学習技術を活用したオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」等の個人認証ソリューションや、衣食住における個人最適化ソリューションを開発・提供しています。
「eKYC」とは「electronic Know Your Customer」の略称でオンライン上で本人確認手続きを完結するための技術であり、ELEMENTSでは、個人認証ソリューションにおいて2019年からオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を提供しています。
「LIQUID eKYC」はAI審査で本人確認業務を自動化するサービスであり、生体認証クラウドで培った精度の高い画像称号率で本人確認を完全オンラインで完結させることが可能です。
「LIQUID eKYC」は、金融機関の口座開設や通信会社の回線契約のほか、CtoCのシェアリングサービスやマッチングサービス等、日常生活に欠かせない幅広い業種において活用されています。
「LIQUID eKYC」は、KDDIやNTTドコモ、ゆうちょ銀行、三菱UFJ信託銀行、LINE証券、bitFlyerなど業界のリーディングカンパニーに導入されており、2022年11月期は140社以上の事業者において、月間100万回強、累計で1,700万回以上の利用があり、成長が続いています。
ELEMENTSは「LIQUID eKYC」で登録したデータを基に継続的な当人認証を行うオンライン当人認証サービス「LIQUID Auth」も提供しています。
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また、個人最適化ソリューションでは、個人のデータを取得して特徴を解析し、モノ・サービスを個人に最適化するためのサービスを提供しており、オフィス・住宅における行動解析を主力に、アパレル業における体形解析や食品小売業における購買解析を行っています。
事業系統図
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⇒ ELEMENTSのビジネス(HP)
ELEMENTSの業績推移
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2022年11月期の業績予想
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ELEMENTSのIPO評価
ELEMENTSの公開規模は想定価格ベースで約7.8億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)のは6社で84.56万株が残ります。
上位株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かってますが、VC6社の84.56万株と法人5社の49.63万株に関しては、公開価格の1.5倍以上で初値決定後にロックアップが解除されるほか、ロックアップの掛かっていない法人・個人の株式も約105万株あります。
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ELEMENTSが手掛ける個人認証や個人最適化のサービスは既に様々な大企業で使われており、今後もさらなる成長が期待できそうです。
しかしながら、業績的には2022年11月期でも約5.5億円の赤字となる見込みで(売上は約16.3億の見込み)、売上が拡大中で赤字も減少傾向とはいえ、今の状況では来期(既に今期)の黒字化は難しそうにみえます※来期の業績予想は非開示
また、今回のIPOの想定価格では出資時の株価を大きく下回るVCも多いようで、それでも今回の上場で放出してくるVCが多いのも気になるところです。
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人気化しそうな業態の小型IPOで単価も破格であることから初値はは上げそうですが、事業に対する成長期待と需給頼みのIPOになると思われます。
正直、1単元100株の当選で倍になっても半値になっても知れた額であり、真剣に考えるのもアホらしくなってきます…。ちなみに2000年に上場した楽天の公開価格は1単元で3,300万円だったので、ELEMENTSの2,200倍ですね(苦笑)
とりあえず、現時点での個人的評価は、需給面を重視して「C+」としておきます。
ELEMENTS(エレメンツ)IPOの取扱い証券
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ELEMENTSのIPO初値予想
現時点での初値予想は250円とします。
※想定価格= 150円:仮条件決定前
12/8(木)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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