ジェノバ(JENOBA)のIPO評価と初値予想です。
ジェノバの上場日は4/18(火)で、IPOの申し込みは4/3(月)からスタートします。
ジェノバの概要
ジェノバ(JENOBA)は、GNSS(全球測位衛星システム)測位で発生したメートル級の誤差をセンチメートル級まで補正する位置情報補正配信サービスを展開しています。
会社名 | ジェノバ(JENOBA) |
代表者 | 河野 芳道(55歳) |
所在地 | 東京都千代田区神田須田町1丁目34番地4(神田グロウビル) |
設立 | 1997年 |
従業員数 | 16人 |
IPO調達資金使途 | 設備投資、人材確保のための人件費・採用関連費 |
ジェノバは国土地理院が管理する全国約1,300点余りの電子基準データを日本測量協会からデータ提供を受け、高精度位置補正情報データを生成して様々な分野のお客様へ提供しています。
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ジェノバの位置情報補正配信は、現在の位置を正確に伝達する「リアルタイムデータ配信」と、ドローン等で取得した観測記録を元に観測時の移動状況を後日分析の上、補正データを提供する「後処理データ配信」の2種類のサービスがあります。
リアルタイムデータ配信
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後処理データ配信
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同社の位置情報サービスは、測量や土地家屋調査、IT農業やICT施工、ドローンやモビリティ・ロボット等、様々な分野で活用されています。
位置情報サービス活用例
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⇒ ジェノバ(JENOBA)のサービス・活用分野(HP)
ジェノバの業績推移
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ジェノバのIPO評価
セグメント別売上では、データ配信サービスが約95.6%、通信機器が約4.4%となっています。
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ジェノバの公開規模は想定価格ベースで約4.14億円とと小粒なIPOで、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
上位株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かっていますが、保有上位5名を含む1140,7万株に関しては、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。
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ジェノバは様々な分野でニーズのありそうな事業を展開する小型IPOですが、公開価格の1.5倍でロックアップが解除される玉は公開株数の約12.4倍もあります。
株主にVCの保有はないものの、既存株主の面々がどう動いてくるかは判らないため、そのラインを境に警戒感が一気に高まりそうです。
解除ラインを超えたら一斉に売りを出してくるとは思いませんが、彼らの出方次第で展開はどうにでも変わるため、どの水準で落ち着くのかは未知数です。
現時点での個人的評価は「A」とします。
上位株主の保有状況
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ジェノバIPOの基礎情報
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券 | SBI証券 松井証券 水戸証券 極東証券 香川証券 東洋証券 岩井コスモ証券 DMM株(委託?) |
ジェノバIPOの初値予想
現時点での初値予想は1,000円とします。
※想定価格= 450円:仮条件決定前
3/30(木)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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