インテグラルのIPO評価と初値予想です。
インテグラルの上場日は9/20(水)で、IPOの申し込みは9/5(火)からスタートします。
インテグラルの概要
インテグラルは日本の非公開企業への投資を目的としたプライベートエクイティ(PE)投資の大手で、2023年6月時点の運用資産残高(AUM)は2,769億円となっています。
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会社名 | インテグラル |
代表者 | 山本 礼二郎(62歳) |
所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー10F |
設立 | 2006年 |
従業員数 | 67人 |
IPO調達資金使途 | GP(無限責任組合員)出資、プリンシパル(自己資金)投資、i-Bridgeによるブリッジ・ファイナンス資金 |
インテグラルは日本の中堅企業(年商10億円以上~1,000億円未満)をターゲットとしてファンドを組成し、現在2~4号ファンドの3つのファンドを運用しています。
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インテグラルはファンド投資と合わせて自己資金による投資(プリンシパル投資)を行っており、収益機会の獲得に繋がっています。
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プリンシパル投資の売却益以外の収益では、ファンド運用の対価(投資残高や出資約束金の2.0%/年)となる管理報酬のほか、キャリードインタレストや、経営支援料があります。
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⇒ インテグラルの事業内容(HP)
インテグラルの業績推移
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インテグラルのIPO評価
2022年12月期の連結収益構成比は、投資収益総額が約26.0%、受取管理報酬が約70.2%、経営支援料が約3.6%、その他営業収益が約0.1%で、主な相手先はインテグラル3号投組が約15.5%、インテグラル4号投組が約25.1%、Initiative Delta IV L.P.が約10.9%となっています。
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インテグラルの公開規模は想定仮条件ベースで241.5億円~293.25億円(平均で267.4億円)となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)には全体の約44.35%が販売される予定です。
既存株主と新株予約権者には株数や期間よって最大5年のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
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インテグラルは非公開企業のファンドを組成してイグジットさせることを生業としており、直近でもJRC(6224)のIPOでファンドを売却して収益をあげています。
このところファンドの出口案件ではIPO投資家がしてやられるケースが続いていますが、インテグラルを含む投資ファンドは初値がどうなろうと上場にこぎつければ儲かる構図であり、何だかちょっと腹立たしい感じもします。。
ただ、このようなファンドの出口案件は地合いやタイミングで収益が大きく変動する上、急遽の中止(延期)等もあるため変動が激しく、インテグラルも近年の業績が好調であっても今後は常に未知数です。
今回はインテグラル自体が資金を集めて上場するのでファンドの出口案件とは異なりますが、公開規模も大きいことから投資家の警戒感も強そうであり、ファンドの運営会社に投資するファンドも限られそうなため、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
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インテグラルのIPO基礎情報
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幹事証券 | BofA証券 三菱UFJMS証券 みずほ証券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 松井証券 マネックス証券 岡三証券 楽天証券 SBI証券 東海東京証券 auカブコム証券(委託取り扱い決定!) 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
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インテグラルIPOの初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺としておきます。
※想定仮条件= 2,800円~3,400円(中心値@3,100円):仮条件決定前
9/4(月)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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