全保連のIPO評価と初値予想です。
全保連の上場日は10/25(水)で、IPOの申し込みは10/10(火)からスタートします。
全保連の概要
全保連は2001年に設立された沖縄発の企業で、不動産賃貸物件に対する家賃債務保証サービスを全国で展開しています。
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会社名 | 全保連 |
代表者 | 迫 幸治(68歳) |
所在地 | 沖縄県那覇市字天久905番地 |
設立 | 2001年 |
従業員数 | 622人 |
IPO調達資金使途 | システム投資 |
全保連は同社代表の迫幸治氏が1979年に起ち上げた消費者金融会社をベースとし、2001年に設立されました。
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全保連は保証業務協定を締結している不動産管理会社や不動産仲介会社等を介して家賃保証サービスを提供しており、本社・営業拠点を全国に19拠点、協会会社拠点数49,469拠点、協会会社数41,078社の幅広い協定会社ネットワークを構築しています。
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また、全保連はは入居時に家賃債務保証契約と火災保険などの契約を同時に手続きするサービスや、保証範囲・保証限度額を拡充した事業用の家賃債務保証サービスを手掛けており、今後は事業用領域に注力することでさらなる成長を目指しています。
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⇒ 全保連のサービス(HP)
⇒ 全保連の目論見書
全保連の業績推移
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全保連のIPO評価
全保連の公開規模は想定価格ベースで約50.0億円で、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されるほか、従業員持ち株会に0.75億円分の株式を上限として親引けで割り当てる予定です。
VC(ベンチャーキャピタル)は6社で1616.8万株(新株予約権含め総株数の約67.7%)を保有しており、上場時に保有の約26.5%を放出します。
既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
全保連は沖縄発の企業ながら現在は全国で事業を展開しており、家賃債務保証サービスの最大手で近年の業績も堅調です。
IPOとしてはやや重めで地味な印象ですが、想定価格の今期予想PERは一桁台と割安感があり、業界の最大手ということで機関投資家の参戦が期待されます。
当日は大型IPOのKOKUSAI ELECTRICと同日の上場なので資金分散の影響を受けそうですが、現時点での個人的評価は「C」としておきます。
全保連IPOの取り扱い証券
主幹事証券 | 三菱UFJMS証券 SMBC日興証券 |
幹事証券 | 大和証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 auカブコム証券(委託?) DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
全保連IPOの初値予想
現時点での初値予想は930円としておきます。
※想定価格= 730円:仮条件決定前
10/6(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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全保連IPOは買いじゃないんですね。ありがとうございました。