STG(5858)のIPO評価と初値予想です。
STGの上場日は3/21(木)で、IPOの申し込みは3/5(火)からスタートします。
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⇒ STG(5858)IPOの上場承認!基礎情報と初値予想!
STGの概要
STGは、マグネシウムを中心とした工業製品の部品を製造加工することを得意とし、金型の設計・製造、金属部品の鋳造、機械加工、ショットブラスト、仕上げ、化成処理、塗装、組立までを行う事業を展開しています。
会社名 | STG |
代表者 | 佐藤 輝明(57歳) |
所在地 | 大阪府八尾市山賀町6-82-2 |
設立 | 1982年 |
従業員数 | 61人(連結728人) |
IPO調達資金使途 | 生産能力向上のための設備投資、運転資金 |
STGの金属部品鋳造及び加工事業の主力製品は、高付加価値カメラ、自動車、監視カメラ、プロジェクター、プリンター、医療機器等における軽量化金属部品で、具体的にはマグネシウム合金・アルミニウム合金等による部品を製造しています。
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マグネシウムは実用金属としては最軽量で、より薄く高強度な製品の製造が可能なため、持ち運びを目的とする製品や、軽量化により燃費効率向上・環境負荷低減等をはかりたい輸送機器等のマーケットで需要の拡大が見込まれており、STGは多くのグローバル企業に製品を供給しています。
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STGは2021年3月期にアルミニウム成型品の製造販売を行うSTX PRECISION(JB) SDN.BHDを買収し、2023年3月期の売上比率はアルミニウムダイカスト48%、マグネシウムダイカスト43%となっており、主な販売先と売上推移は以下の通りです。
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STGは、日本のみでなく中国・タイ・マレーシアの4ヵ国に生産拠点を構えており、国内外の幅広いニーズに対応しています。
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⇒ STGの目論見書
STGの業績推移
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STGのIPO評価
STG(5858)は2019年6月にプロ向け市場であるTOKYO PRO Marketに上場した企業で、今回は東証グロースへの蔵替え上場になります。
STGの公開規模は想定価格ベースで約6.7億円と小型で、既存株主には上場後180日(VCは90日)のロックアップが掛かっており、VC2社が保有する16.93万株に関しては、公開価格の1.5倍以上で初値形成後にロックアップが解除されます。
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3/21(木)は大型IPOのトライアルホールディングスと同時上場となる可能性が高く、やや地味な印象で蔵替え上場でもあるSTG(5858)の注目度は低そうです。
ただ、事業的に電気自動車など自動車部品の軽量化ニーズは高そうであり、足元の業績も連続で増収増益と好調に推移しています。
また、TOKYO PRO Marketでの売買単価3,250円(2022年6月)から想定価格が1,870円と大幅にディスカウントされており、今期予想PERは約8倍と割安感があります。
STG(5858)は小型なIPOでVCのロックアップ解除も初値形成後であり、IPOの地合いも良いことから、現時点での個人的評価は「B」とします。
STG(5858)のIPO取り扱い証券
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 リーディング証券 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) SBIネオトレード証券(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
STGのIPO初値予想
現時点での初値予想は3,750円としておきます。
※想定価格= 1,870円:仮条件決定前
3/4(月)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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